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昨日から下痢が止まらない。体温も夕方には37.9度まであがり、ようやく夜中の3時には37度まで下がった。インフルエンザが気になるところだが、咳もクシャミも全くなく、咽喉の痛みもない。先週からタイトなスケジュールで出張があった上に、中国への強行日程で疲れが出たのだろう。

ずっと一人旅であり、気疲れのせいだと解釈している。これまで海外に出かけた時に、一人だったことは一度もなく、言葉も通じない中での緊張が疲れを呼んだのだろう。

大連から長春へは1時間ちょっとであるが、乗り継ぎに3時間あり、空港で時間をもてあますことになる。コーヒーショップに入って、コーヒーを飲んだがこれはとんでもない代物だった。煮詰まったコーヒーであり、中国はコーヒーを飲まない文化だ。長春のホテルで朝食と昼食はバイキングだったのだが、同じような煮詰まったコーヒーであり、誰も手を出そうとせず、よけい煮詰まっている感じだった。

大連のコーヒーショップでは、4人用のボックス席で休んでいたが、空いているテーブルがあるにもかかわらず、私の席に中国人女性の3人組が相席となってしまった。美しい女性なら歓迎だが、おばさん3人でうるさく、とうとう追い出されてしまった。

ホテルのバイキングの席でも、必ず目の前の席には遠慮なく誰かが座る羽目になり、一人旅を満喫することはできなかった。

長春への飛行機を搭乗口で待っていると、何やら放送があり、周りの乗客が移動を始めた。状況把握しようとキョロキョロしていると、「搭乗口が5番から13番に変更された」と日本語の声が聞こえた。福岡でシイタケを中国から輸入するビジネスを手がけている、長春出身の中国人女性が声をかけてくれたのだ。

その女性と飛行機の座席は少し離れていたのだが、隣の席の人と交渉し、私の席と交換してくれた。中国人女性にもてるのかと勘違いしそうになる。

その女性は、月に1度故郷へ持病の針治療のために、帰っているそうで、シイタケは“旨み”のある商売なのだろう。この女性は親切にも、長春の空港で迎えに来た男性にホテルまでのタクシーを手配するように依頼してくれた。値段の交渉をして100元でOKとの事で、先に着いた人は150元を要求されており、この差は大きい。

これがよくなかったことが後でわかった。長春大学の日本語学科の学生が、空港まで迎えに来ていたのである。確かに、到着ロビーで名前を書いたボードを持った人が居たが、迎えがあるとは思いもしなかったので、無視をして通り過ぎてしまった。

今回は、聾唖者の高等教育におけるサポートシステムについての国際会議の取材のために出かけたのだが、長春大学が幹事であった。熱烈歓迎を実践しており、日本人の参加者が6人居たが、日本語学科の学生4人がボランティアで我々の世話をしてくれた。

娘と同じくらいの年頃で、色々話をし、学生生活の断片がうかがえた。その話は明日にでも。

熱はようやく35度台の平熱に戻ったが、下痢は相変わらず続いている。中華料理を食べ過ぎた分を調整しているようだ。

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