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年末に向けて株価が最高値を更新し、株価と内閣支持率が連動しているという勘違いからか、安倍首相は自重していた靖国神社への参拝に昨日踏み切った。前回の首相就任時に参拝できなかった事を、“痛恨の極み”と表現しており、ようやく念願を達成したわけだが、取り返しのつかない判断ミスだった可能性が大きいと思う。

中国や韓国などの反発は想定内で、参拝を自重していても一向に関係改善はせず、それならば支持基盤である保守層を取り込むためにという判断だったろうが、アメリカ大使館からの不快感の表明は想定外だったのではないだろうか。

アメリカ本国で、政府関係者がこのような声明を出すということはよくあるのだが、出先である大使館から即座にコメントが出るというのは異例なことだと思う。

さらに、BSの海外ニュースを見ていると、ヨーロッパでもこの問題が大きく取り扱われており、安倍首相に対する批判的な論調は共通している。海外で安倍政権をどのような目で見ているのかがよくわかる。

領土問題や、慰安婦問題で国際世論はどのように動くかは自明の理で、安倍政権は四面楚歌の状態になりそうで、嫌いな言葉だが、これほど国益を損なうような行動はないと思う。参拝が惨敗になってしまったような気がする。

私にはよくわからないのが、前回の首相就任時に参拝できなかった事を“痛恨の極み”と表現したことだ。新明解国語辞典では、痛恨を「(取り返しのつかない事として)非常に残念なこと」としており、それに“極み”という言葉が重なるのだから、悔恨の思いの最大限の表現となる。

靖国神社は昔からあるのではなく、明治の初めに戊辰戦争の官軍の戦死者を祀るために建てられたもので、その後は日本が国として戦争をするための道具として存在したものであると思っている。

そんな所に私はお参りをする気などこれまで一度も持ったことはなかったので、行けなかった事を、“痛恨の極み”という表現をするのは到底理解できないことである。余計なことをせずに、ひっそりと元日を迎えれば株価の上昇と支持率は連動したのに。



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