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昨日は新横綱と新総裁が誕生した。新横綱の方は、3場所前に8勝7敗と危うい勝ち越しが問題視されるが、2場所連続の全勝優勝では文句のつけようがあるまい。一方、新総裁の方は納得できない感じがする。

党員票と国会議員票の乖離が大きすぎるからである。石破氏は過半数を超える165票を獲得した。40の都府県でトップになったのだから、アメリカの大統領選挙のような「総取り方式」なら、国会議員票を待たず党員票だけで総裁の地位を得られたことになる(総取り方式=小選挙区制度の問題点もここにあるのだが)。

残念ながらドント方式のためにマイルドになり、党員票だけでは届かず決選投票になってしまった。それでも党員の支持で50%を超えた意味は大きく、決選投票では雪崩現象が起きると思っていた。派閥の論理よりも“民意”の方が優先すると思ったからだ。

注目して見ていたが、1回目の投票からほぼ同じ数が積み上がって逆転優勝が起きてしまった。党員票の重みが活かされなかったことになるのだが、このことは自民党にとって大きな痛手になるのではないか。

派閥政治の弊害が前回の選挙で自民党の敗北した要因の一つであると思う。決戦に残った2人は、派閥の支持がなく立候補した面々である。派閥には総理・総裁を誕生させるパワーは無くなったのだろう。しかし、総裁にさせない力はまだ残っていると見ることもできるのである。

石原候補は、“主殺し”という日本人の倫理観に背いたことに嫌気がさされたのか、石破候補の1/5しか党員票を獲得できなかった。にもかかわらず、国会議員票では僅差とはいえトップであり、党員の支持が大きい石破候補も国会議員票では離された3位である。

議員票と党員票のギャップの大きさにも派閥の影響力がちらつく。しかも、決選投票で民意とのギャップを修正する力が働かなかったことで、昔の自民党に逆戻りしたように感じる人は多いのではないだろうか。民意を無視したかのような総裁選びには大きなつけが回ってきそうだ。

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