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今年は台風は来ないと思っていたのに、甘くはなかった。台風を跳ね返していたのは太平洋高気圧だが、台風の被害がない代わりにこの夏は暑さに耐えなければならなかった。ようやく暑さが一段落したら、今度は台風の襲来だ。世の中何事も上手く行くということはないということか。

今朝の日経の記事の中に、医療費抑制の取り組みとしてのIT化について触れた記事が掲載されている。電子カルテの普及により6千億円、遠隔医療の実践で2兆2千億円の医療費削減が見込まれているのに対して、現状では1千億円程度の削減しか実現していないという内容になっている。

私も50歳代までは医者にかかるのは5年に1回あるかないかだったのが、60代になってからは歯医者に毎月通うようになったし、眼科も定期的に受信しなければならなかった。やがては、内科通いもルーティンにならざるを得ないのだろう。ジリジリと医療費支出が増えているのは実感できる。

去年は白内障の手術もあって20万円ほど医療機関に支払ったが、3割負担だから保険からは40万円の支払いがあったと見られる。これはほんの序の口なのだから、政府が医療費抑制に躍起になるのはよくわかる。

しかし、政府の目指す医療機関のIT化による医療費抑制は、目標の1/30しか進んでいない。記事では、電子カルテが普及すると競争が激化する恐れがあるためとしている。情報の共有により、医療機関同士で患者の奪い合いが起こるというのが普及に躊躇する理由だとしている。

私はもっと単純な理由だと思う。IT化投資とは、基本的にはコストダウンのために行うものであり、コストダウンの金額と投資額との見合いで意思決定することがほとんどであると思う。しかし、医療情報のIT化は、政府のコストダウンになっても個々の医療機関にとっては売り上げダウンにしかならないのである。

色んな医療制度の普及促進をするために、診療報酬の上げ下げで対応するのがこれまでの一般的なパターンだ。この問題でも、IT化することによる引き上げと、IT化しないことによる引き下げという飴と鞭の使い分けをするしかないのだろうか。
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