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今日は、メジャーリーグの最終戦であるが、まだ地区優勝が決まっていない地区がアリーグで2つもある。ヤンキースは勝てば優勝だが、負けるとオリオールズの試合によっては優勝決定戦に持ち込まれる可能性がある。

西地区は、ぶっちぎっていたレンジャーズに、マネーボールのアスレチックスが残り10試合で5ゲーム差を猛追してとうとう昨日追いつき、今日の試合で勝った方が優勝し、負けた方がワイルドカードに回ることになる。

昨年まではワイルドカードでも、5試合のプレーオフに進むことができ、地区優勝のチームと同等の権利が与えられたが、今シーズンからワイルドカード出場チームが2チームに増え、ワイルドカード同士で1試合行い、勝った方がプレーオフに進出することになる。

最終戦まで優勝争いがもつれたヤンキースやレンジャーズにとっては、勝つと負けるとでは天国と地獄ほどの違いである。特に独走を続けていたレンジャーズの選手にとっては尚更だろう。

先ほどからテレビを見ているが、勢いのあるアスレチックスは4点差をひっくり返してしまった。このままいくと、レンジャーズはワイルドカードに回ることになり、ダルビッシュがしびれる試合の先発になりそうだ。

もう一つのしびれるヤンキースの試合は、黒田の先発である。相手のレッドソックスの先発は松坂とのことで、こちらも見逃せない試合なのだが、高松へ出かけなければならないので、立ち上がりだけしか見る事が出来ない。

ワイルドカードを1チーム増やすことで、これだけシーズン終盤が盛り上がるとは思わなかった(プレーオフ枠を設けてサッカーのJ2が熾烈な昇格争いになっているのと同じ現象だ)。メジャーリーグには知恵者が居るものだと感心させられるが、来年はまた新たな趣向が加わるという。

リーグ戦の攻勢チームは偶数でないと、お休みのチームが出てくる。メジャーは30球団なので、現在はアリーグ16、ナリーグ14という構成になっている。これを来シーズンから15チームずつにする計画だ。

お休みにするのではなく、余ったチーム同士で交流戦を行うという仕組みにするので、シーズンの最初から最後まで交流戦が行われることになる。これも面白い試みで、興味がさらに増すものと思われる。
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