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国会の会期が12日間の延長になるらしい。重要法案である「公務員制度改革」の成立を図るためで、来月に予定されている参議院選挙の投票日が22日から29日へと1週間ずれ込むそうだ。

年金問題が火を噴いて、内閣の支持率が急降下しており、重要法案を多数通したという実績を誇示したいというのが建前で、本格的な夏休みにかかることで公明党の組織票が活きやすい時期にしたことと、少しでも先延ばしをして国民の怒りを冷ましたいという“人の噂も75日”作戦が本音だろう。

昨日は「骨太の方針」が発表された。正式には政府の経済財政諮問会議でとりまとめられる「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」というものだ。小泉内閣が発足したと同時にスタートし、キャッチフレーズ好きの小泉首相が「骨太の方針」と命名したようだ。予算編成の指針とするために毎年6月に発表されている。

今年から、タイトルが長いということで、「経済財政改革の基本方針」に改められ、副題として「美しい国へのシナリオ」というものになった。構造改革の文字が削除されたようである。安倍カラーを出すための一つの策なのだろう。

これまでの6年間の「骨太の方針」は、目標がはっきり明示されていた。例えば、2001年は2003年度までを成長なしの集中調整期間と位置づけ、国債発行30兆円以下、不良債権の抜本的処理などを掲げたし、2002年にはプライマリーバランスの2000年代初頭における黒字化、2003年には三位一体改革など基本方針がはっきりしていた。

今回の「骨太の方針」は従来のものよりも分量は倍近くになっているようである。数値目標などが削除されている箇所もあり、総花的印象が強く「小骨の方針」になっているようだ。

安倍政権になってからの運営を見ると、重要というものが多すぎるような気がする。あれも重要、これも重要といって的が絞りきれておらず、年金問題の対応にしても抜本的な対応をとらず、小手先だけで考えているような気がする。前内閣が「構造改革」をスローガンに郵政民営化などぶれない姿勢を貫いたのとは対照的な気がする。

大気圏内で無重力状態を作るのは非常に困難なため、国際宇宙ステーションの建設が進められているのだが、唯一無重力状態を作り出す方法として用いられているのが、飛行機を急降下させる方法である。ほんの数10秒ではあるが、この間にテキパキと無重力実験をやるのである。

今の安倍内閣のドタバタした対応を見ると、支持率の急降下は内閣も無重力状態にしてしまうのかと思わせる。

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