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今朝の日経の1面トップは独立行政法人の累積損失1兆6千億という記事であった。中小企業基盤整備機構と都市再生機構の2法人で1兆2千億の巨額の累損となっている。5番目にサッカーくじを発行している「日本スポーツ振興センター」の229億円が示されている。

2001年に本格的にはじまったToToは、いきなり1億円の当選が2本出るなどで盛り上がり630億円の売上を計上したが、1万円台の安い1等当選が頻発したことから一気に熱が冷め、2002年360億、2003年198億、2004年157億、2005年140億、2006年130億とジリ貧傾向が続いていた。

累積損失が229億円ということから推測すると、200~250億円がペイラインで、300億を超えると色々な団体への助成事業が可能になり、助成事業の性格から考えて、安定した売上が確保できることが望ましいのだろう。

先月のキャリーオーバー時にシステムダウンしたことがメディアに大きく取り上げられたことにより、フィーバー現象を起こし、1週間の売上が64億円と昨年の年間売り上げの半分近くになった。

祭りの後がどうなっているかが気になるところだが、フィーバー以降の3回は、9億、10億8千万、11億1千万で推移している。3月~4月の週間売上は4億円代後半で推移していた(年間150億円ペース)のと比べると、2.5倍のペースに底上げされている。

今週はキャリーオーバーが8億円発生しており、ミニフィーバー現象が起こると思われる。宝くじのLOTO6の売上は、ふだんは45億であるが、キャリーオーバーが発生すると51~52億に売上が増えている。判で押したように毎回この傾向は変わらない。

Bigも同じような傾向を示すと思う。判で押したような金額が今週判明すると思う。これで年間売り上げがいくらくらいになるかが予測でき、来年以降も安定した助成事業ができるようになると思う。

先週までで175億円の売上になっており、昨年の売上をはるかに超えている。ほぼ年間スケジュールが半分経過しており、後14回Bigの開催があるとすると、10回は10億円平均、4回は20億円平均とみると180億円。Big発売のない開催の売上が5億とみると年間360億円の売上が達成できそうだ。

販売経費を除いた粗利は50%程度あるから、累積損失は3年で一掃できるのではないだろうか。15億円の売上で1本当たる確率になっている。理想は15億円の売上で、毎回1本づつの当選しかなく、キャリーオーバーが常に大きな金額でストックされることだろう。この2~3回の推移を注目してみてみたい。
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