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仕事をしながら、国会中継をラジオで聞くことが多いのだが、時々テレビも点けなければならないことがある。昨日の、参議院の予算委員会の「外交・防衛」に関する集中審議では、テレビの出番が登場した。

防衛大臣の“席替え”が野党議員から要求されたのだ。集中審議では全閣僚が出席するのではなく、総理大臣と関係閣僚数人だけの出席になる。テーマの性格上総理と外務大臣、防衛大臣の3人が主役になるのである。

答弁台に近い前列に3人並んで座るのが普通だが、防衛大臣はいつもの2列目に席を占めていた。異様な光景だ。官僚席が3列目にあり、質問された時に耳打ちされやすいように2列目に陣取るという作戦にしたのだろう。

野党議員の最初の質問が、席の異常さに関してのことであり、見かねた予算委員長も前列に出るように促した。さらに、「官僚諸君も2列目に出るように」という極めて異例の発言も付け加えてだ。現在の参議院の予算委員長は石井一議員で、衆議院では中井元国家公安委員長というベテラン議員が就いている。どちらも中々の采配ぶりで、私の採点では、6.5か7.0の高い点数を差し上げたいと思っている。

テレビを見ているとしばらく2列目に居たが、少し間をおいてようやく前列に着席することになった。後方の体制が整うのに時間がかかったので、その間“耳うち役”は外務大臣の仕事になるありさまだった。

防衛大臣の役割は、部下の統率と判断力にあると思う。真紀子の旦那はこの両方の資質が著しく欠けており、問責決議の乱発に私は賛成しないが、防衛大臣という役職の重要性を考えると、野党は今すぐにも問責を出すべきだと思うほどだ。

舛添要一にはこれまであまり好感を持っていなかった。しかし、昨日の審議では最後に登場したのだが、外交・安保の専門家らしく、首相とのやり取りは見事なものであった(防衛大臣は全く無視し、相手にしなかった)。自民党の長老連中のような上から目線ではなく、真摯な提案型の質問であり、私のこれまでの彼の悪いイメージを払しょくするのに十分な内容だった、私の採点では、7.5を差し上げたいと思う。

テレビ中継は5時に終わる予定だったのだが、石井予算委員長は「審議の残り時間が10分ありますが、重要な議論が交わされております。テレビの中継を延長するように要請します。」と発言し、通常は予定時間が過ぎると放映が打ち切りになるのだが、中継が延長されることになった。これも名采配といってよいと思う。

防衛大臣の答弁は採点不能なほどレベルが低いものであり、同じ政治家なのに落差の大きさには驚くほかはない。東大卒業らしいのだが、婿養子に入ってぬるま湯につかりすぎてボケてしまったのだろうか。
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