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たまに、ニューズウイークの日本版を読むことがある。発売日の水曜日に、電車で長時間出かける時に、車内の読み物としてだ。今週の水曜はそんな一日で、往復2時間の車中で読み終えた。

記事の中に、エッチ・ア・スケッチという玩具が突然ブームになったというものがあった。エッチ・ア・スケッチというのはダイヤルをまわして絵を描き、強く振ると絵が消えて、また新しく絵を書けるというおもちゃだ。私も子どもが小さいころに買った事がある。なぜブームになったかというと、ある人物の発言からだ。

今年は大統領選挙の年で、オバマに挑戦する共和党の候補者選びが始まっている。有力候補のロムニーの選挙参謀が、穏健派(意味がよくわからない言葉だが)と見られるロムニーが保守派寄りの姿勢を見せていることについて問われ、「リセットボタンを押せばいい。エッチ・ア・スケッチみたいなものだ。振れば全てやりなおせる。」と答えたからだ。

ロムニーの弱点は、政策がその都度コロコロ変わってきた歴史にあり、ライバルやマスコミには絶好のターゲットとなる選挙参謀の発言となったために、突然のブームが巻き起こってしまったようだ。

日本でも、公約がエッチ・ア・スケッチのように扱われることについて、異議を唱える人たちが大勢いる。連立離脱の表明や、政務三役の辞任が昨日の大きなニュースになっている。

連立離脱を表明した国民新党では、代表に従ったのは一人だけで、残りの6人は連立維持の姿勢を示しており、「殿ご乱心」のような風景だ。党の分裂というよりも、支離滅裂というべきであろう。

一方、元代表の反乱は、コップの中の嵐では済まされない出来事であると思う。与党が政権を揺さぶるというのは、もはや政党としての体をなしていないと思う。代表選で敗れた側がそれを引きずって、事あるごとに反抗しているというのは、民主主義の根幹にかかわることではないだろうか。何でも反対を唱える連中が身内に居るというのは、獅子身中の虫という言葉がピッタリくる。

さっさと離党するべきなのだが、それをしないのは9月に代表選挙があり、敗者復活の道が開けているからだろう。これは民主党の代表選挙の規定に問題があるからで、1年後に再選挙がおこなわれるという制度では、代表を支えるという気運よりも、次を狙うという方が大きくなり、足を引っ張るということに没頭する連中が出てくるのは必然だ。

アメリカの大統領選挙では、共和党の候補者選びが続いているが、民主党は何事も行われていない。現職のオバマ大統領が出馬することが決まっているためである。同じ民主党でも、日本とアメリカとでは制度が違っているが、足の引っ張り合いを与党の中でなくすには、代表選挙の規定を見直すべきではなかろうか。
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