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朝から近所を歩き回りチェックをしたが、今にも咲きそうに蕾を膨らませているが桜の開花は明日になりそうだ。夕方から夜にかけて降る雨が丁度よいお湿りになりそうである。

ところで、一昨日地価が発表され全国の地価は16年ぶりの上昇で、新聞では資産デフレからの脱却という記事が載せられている。あがったといっても91年と比べると半値以下であり、1970年代後半の水準である。地価に関しては「失われた30年」というところか。

全国平均の地価は上がったといっても都市部に集中しており、県別にみると住宅地では9県、商業地では11県が上昇しているにとどまり、大半の県は依然として下がり続けている。県全体としてはまだマイナスになっているところでも、札幌や仙台・福岡などの地方中核都市は大きく伸びており、ミニ東京現象があちこちに見られる。まだら模様の地価というところか。

バブルの頃の地価の上昇は、土地の「希少性」が重視されたため、程度の差はあっても全国どこでも上昇していた。しかし、現在の地価の上昇はその土地の収益率に着目したもので、魅力度が基準となっている。これは、海外の投資ファンドが積極的に参入しているためで、ニューヨークの5番街に比べて銀座4丁目はまだまだ割安感があるなど、国際的な比較の中で投資資金が動いているのがバブルの頃との地価の差である。

人口減少社会を議論されているが、県単位で見た場合既に人口減少は33の県で生じており、これらの県はいずれも今回の公示地価で見るとまだ下落が続いている地域である。人口の増減と地価の増減は極めて相関が高くなっている(2000年と2005年の国勢調査の人口増減と今回の公示地価の相関係数は住宅地で0.69、商業地では0.72と極めて高い相関となっている)。

収益率=魅力度の観点からは人口の増減が左右するのは当然のことである。地域の資産を守るには、いかに魅力のある地域を構築するかが最大の課題である。行政はこれまで、企業誘致やイベント企画など「箱物」に頼った政策推進をしていたが、「箱物」の行き詰まりは夕張市の例のごとく行き詰っている。

私はこの解決策として、「おもてなしの心」を軸とした観光が、地域の魅力度を向上させるキーワードではないかと思っている。このことについては、多くのことを考える必要があり、機会を見てこのブログで考えを整理してゆこうと思っている。

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