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早朝は昨日のお湿りが残っていたこともあり濃霧だったが、まもなく霧もなくなり予報どおり今日は暖かい一日だ。

高野連が特待制度撲滅のために調査を実施し、恐れながらと名乗りを上げた高校に対して、5月一杯の対外試合を禁止するという軽い処分で済ますということになり、続々と「自首」が出てきている。
四国では春季大会出場校のうち半数の4校が、特待生制度を実施しており、そのうちの二校は特待生を外すとメンバーが揃わず、出場を辞退する動きになっている。

少子化の影響で厳しさを増す学校教育にあって、生き残りのために特色を出そうという動きは自然な流れであり、野球だけを例外的なものとして扱うのには無理があると思う。画一的な教育よりも、個性を伸ばすことが尊ばれる時代であり、一芸入試はそれにかなったものではないだろうか。

生徒の側の動機としては、奨学金による親の負担の軽減、優秀な指導者にめぐり合えること、甲子園出場の近道(激戦区の大阪出身者が特に多い)などがある。そのうち、甲子園出場の近道というのは不純な臭いがするが、その他の理由は真っ当なものである。

野球は用具や練習環境の整備などで金がかかるスポーツであり、学校の予算も重点的に配分されていると思う。無理な規制は高校野球の衰退をまねくことにもつながると思う。

諸悪の根源はスカウト活動に伴うものであり、弊害の目立つ県外留学を規制することで目的は達成できるはずである。県外留学といっても、市川の中学生が江戸川区の高校に入ることまで規制するのではなく、自宅外通学を認めないというレベルではどうだろうか。
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