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福島原発1号機のメルトダウンは、地震直後に発生していたとする分析結果が東電から発表された。徐々に事態が進行してメルト・ダウンに至ったのではなく、津波の被害を受けてすぐに深刻な状況に突入していたわけだ。

1号機がそうだとすると、同じ環境にある2号機や3号機も同じようにメルトダウンが発生しているだろうことは、容易に想像がつくことだ。収束に向けての活動が長期化することは避けられまい。

ところで、このニュースは大きなものであり、新聞では一面トップに扱われているのだが、メルトダウンが始まったとされる時間が各紙で微妙に違うのである。

あらたにすによると、読売は「1号機の炉心溶融、津波から4時間後に始まった」としているのに対し、朝日では「1号機、津波の5時間半後には炉心溶融 東電解析で判明」という見出しになっている。どうでもいいことかもしれないが、1時間半の開きがあるのである。

日経の一面では、「1号機燃料棒 地震翌朝に大半溶融」として開始時間が見出しのトップにはなっていないが、科学技術面では「溶融 地震5時間後から」というのが見出しになっている。

読売と朝日は津波を基準にし、日経は地震を基準にしている違いがあり、津波発生が地震から約1時間後ということを考えると、読売と日経はほぼ同じ時間と見る事が出来るだろう。

疑問に思うのは、これらの記事は東電の記者発表に基づくものであり、各社同じ情報ソースであるにもかかわらず、異なるデータが、しかも大見出しになって掲載されたのかということだ。

記者発表資料をそのまま記事にしてほしくない。各メディア・記者の認識や分析を含めた記事が望ましいのだが、基礎的データに手を加えてもらいたくはない。

4時間であっても5時間半であっても、2カ月を経過した今となっては“直後”に変わりはなく、瑣末な問題なのだが、大見出しとして扱われており、気になって仕方がない。
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