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この2日は25度を超える蒸し暑い日だったが、一転して今日は最高気温15度前後の寒い一日になるとのこと、どんな服装で出かければよいのか迷うところだ。

昨日から始まった避難地域への一時帰宅では、防護服を身にまとうために暑さに難儀したようだが、今日は少しは楽になるだろう。梅雨時に防護服着用の一時帰宅を行うと、体調を崩す人が出てくるだろうし、高齢者には体力的には無理だ。避難を強いられた人の気持ちを思うと心が痛む出来事だ。

浜岡原発の停止要請について批判する意見も多いが、一時帰宅のあり様を見ると、原発停止を受け入れざるを得ないのではないだろうか。

浜岡原発では、30年以内に震度6以上の地震が起こる確率は87%と突出して高いため、政府の判断を支持する人が多いだろう。天気予報で降水確率80%と表示されると、ほとんどの人は傘を持って出かけるのと同じ感覚で観るためだ。

一方、その他の原発は1%前後の極めて低い数字である。正規分布に従えば1%の発生確率は、“ありえない”と同義語である。降水確率1%の予報では、まず傘を持ち歩かないであろう。しかし、福島の原発周辺での発生確率も1%前後にすぎなかったのである。

原発廃止論者は、この数値を前面に取り上げて反対運動を展開するだろう。“ありえない”ことが起こってしまったのだから、もう2度とは起こらないだろうとする考え方と、“ありえない”ことが起こったのだから、また起こるという考え方のせめぎ合いになる。

難しい哲学的問題だ。以前の私なら間違いなく前者の立場だったと思う。しかし「べき分布」の考え方も取り入れるようになった現在では、後者に近くなっている。国会の集中審議で政治家がどのような視点でこの問題を取り上げるか見ものだ。

1%の降水確率(実際にはそんな発表はないのだが)で雨に遭遇したならば、“慎重な人”は、折り畳み傘をカバンに掘り込むだけで済むのだが…
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