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日本海側に前線があり、その上を低気圧が移動するという天気図になっている。今年の猛暑の名残で、日本海の海水温が高い所に、低気圧が真冬の寒気を引きずりこむから、「爆弾低気圧」が発生しそうだ。今日は、どこにも出かけない方がよさそうで、引きこもりの一日となる。

もちろん買い物にも出かけずストック頼みなのだが、冷蔵庫には先日スーパーで見つけた生タラコを我流で煮付けたものがたっぷりあるので、晩酌の相手には事欠かない。

自宅から最も近いスーパーは徒歩5分の西友なのだが、広すぎてほしいものが探しにくいことや、レジが混雑していること、照明の暗さなど気に入らないことだらけなので、ほとんど利用することはない。

ふだん出かけるスーパーは、西友を通り過ぎて徒歩10分のマルエツである。店舗面積は600平米ほどで、西友の1フロアの半分以下しかないが、動き回るには程よい大きさで、店の明るさも気に入っている。

そのマルエツで、今年の初めからTカードが導入されたので、私も申し込んだ。税抜き価格で200円に着き1ポイントが付与され、マイバック持参で2ポイント加算という仕組みである。ヤマダ電機のポイントカードでは、貯まったポイントでプリンターを入手できたのに比べ、スーパーでのポイントカードはささやかなものにしかならないので、もっぱら勘定の時の10円未満の端数処理に充当しているので、一向にポイントが増えないようになっている。

そのTカードを運営するカルチュアーコンビニエンスクラブが、Tカードの購買データを企業に販売するというのが今朝の日経の1面トップ記事になっている。

今はやりのビッグデータ・ビジネスの実践ということだろう。マーケティングリサーチの仕事を長らくやってきたものにとって、競合が気になるところだが、むしろビジネスチャンスが増えるのではないかと思っている。

マーケティングの世界におけるビッグデータの解析は、「問題発見型」のものになり、これだけでは商品やプロモーションの開発には直接には結びつかないと思うためだ。ビッグデータをもとに仮説構築し、それを検証するための「問題解決型」の調査のニーズが増えるのではないだろうか。

これまで調査会社で規模の大きい会社は、多くのサンプルを調査して実態を明らかにする調査が得意だったと思うのだが、ビッグデータの出現でこれらのニーズは激減すると思う。しかし、ビッグデータをどのように深掘りする蚊についてのニーズは増えるはずで、調査会社の力量が問われる面白い時代になったと思う。もう少し若ければ…
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今朝の日経のスポーツ面には、住友商事がJリーグ札幌のスポンサーになったことが報じられている。普通スポンサー契約は、シーズン開幕前に行われるもので、シーズン終盤のこの時期になるのは極めて異例とのことである。

この夏に、ベトナムのスター選手レ・コン・ビンを獲得したためで、東南アジアの放送市場に参入している住商が、ベトナムでの市場開拓を狙っての事だとしている。動員力に陰りが見え始めたJリーグの打ち出した戦略が、功を奏し始めたのではないかと見ている。

世界で最もポピュラーなスポーツはサッカーであり、東南アジアでも同様である。この間訪れたフィリピンではバスケットボールが人気スポーツであったが、これは例外で、去年訪れたタイでもサッカーの人気が高く、昨年問題になったヨーロッパサッカーの八百長事件の、犯人はタイの賭博グループであったほどである(タイ人は単に博打好きだけかもしれないが)。

宿泊したホテルのバーでも、大画面でサッカーの試合が放映されており、サッカー人気の高さがうかがえた。私が子どもの頃、マレーシアでムルデカ杯というサッカー大会が毎年開催されており、日本は準優勝がやっとで東南アジアの国にも中々勝てなかった時代があり、東南アジアのチームに優位に立ったのは、Jリーグが発足して以来のこの20年の事であると思う。

何年か前から、Jリーグは“アジア戦略”を打ち出しており、リーグ間の業務提携だけでなく、クラブ同士の業務提携も盛んに行われ、6つのJリーグのクラブが東南アジアのクラブと契約を結んでいる。

私が注目するのは、札幌の社長の「レ・コン・ビンを取ったことで、国内向けの広告媒体であったクラブが、9000万人ものベトナムの人たちにもアプローチできるようになった。」というコメントである。Jリーグは地域に根差したチーム運営をコンセプトにしているから、国内向けと言うよりも“道内向け”でしかなかったものに、9000万人のベトナムがプラスされたわけで20倍の市場の可能性があるのだと思う。

今このブログを書きながら、ワールドシリーズを見ている。日本人選手の活躍があるから、メジャーリーグの試合を見る楽しみが倍増するのであり、ヨーロッパサッカーの試合もそうだ。ベトナムの人にしてみると、レ・コン・ビンの試合をテレビで見るのは、我々がイチローやダルビッシュのプレーを見るのと同じ感覚なのだろう。

サッカーの本場は、ヨーロッパであるが、そこへのステップアップするためのリーグとして、東南アジアのプレィヤーにはちょうど良いのかもしれない。

日経新聞のスポーツ面に「サッカーの熱源」というコラムが週1回掲載されている。そこでよく登場するのが、日本人指導者の東南アジアでの活躍ぶりである。業務提携ということもあるのだろうが、指導者を送り込み底上げを図るとともに、金の卵を発掘するという地道な活動の成果が住商のスポンサー契約という果実に結びついたのだろう。

東南アジアはインドネシアは2億人を超え、タイ・ベトナム・フィリピンが1億人前後おり、これだけでも5億の市場であり、日本の国内市場の4倍ある。これらの国々と連携を深め、“第二の国内市場化”すれば、Jリーグのステータスは一挙に上がるだろう。

選手の活躍を通じてなじみが出れば親近感が深まり、観光産業にも大きな影響を与えるものと思う。安倍政権の成長戦略も、Jリーグにならったらどうだろうか。

爽やかな秋風が心地よく、清々しい気候になったが、短パン、Tシャツの気楽なおじさんファッションとお別れしなければならないのは少しさびしい気もする。

秋風が人一倍身にしみているのは民主党のようである。相次ぐ選挙で大敗し、すっかり存在感がなくなり、支持率は一ケタ台半ばまで低迷をしている。政権側はやりたい放題で、消費税増税と同時に法人減税をするという、何のための消費税増税かわからないようなことまでまかり通りそうな気配になってきている。

これに対して、元気のない民主党は抵抗できそうもなく、とうとう昨日の新聞では「どうして民主党が嫌いになったのか」ということをテーマにした調査を行うことが報じられている始末だ。

調査をなりわいにしているものとしては、どのような調査をしようとしているのか気になるところだが、そもそも発想がおかしいと思っている。嫌われた理由を調べ上げ、それを是正したとしても、好きになってもらえるかどうかはわからないからだ。

CSにおける満足と不満の関係と同じように思う。不満を解消したとしても、不満でなくなっただけで、消費者に購買してもらえるかどうかはわからないのと同じで、選挙で投票してもらうためにはもう一歩踏み込んで好きになってもらう必要がある。

好きになってもらうには、チャームポイントが重要で、魅力をどのように磨き上げるかというのが王道で、嫌いになった理由を調べるというのはいかにも消極的な感じがして、このような発想が飛び出すこと自体が魅力をなくすような気がする。

こんな発想しか思いつかないようでは、後何回かの選挙を経過すると、社民党のように絶滅危惧種になってしまうのではないだろうか。

昨日株価は少し上昇したが、ニューヨークの株価が上がったことが要因とされている。ニューヨークの上昇の理由は、アメリカのいくつかの経済統計の指標が悪化し、市場が懸念していた金融緩和の打ち止めが当分見送られるという観測が広がったためとされている。

本来なら経済指標の悪化は株価にとってはマイナスになるはずなのに、それがプラスになるとは理屈に合わない話だと思うのだが、今の株式市場というのは東京電力の株式が最も多く取引されるのに象徴されるように、企業活動の成果とは全く無縁のもので、マネーの事情で上がったり下がったりするもののようである。相場は景気の指標にはならないということか。

オリンピック招致活動の、東京の基本戦略は「Why+How」ということにあるらしい。Howを強く打ち出しているのは、初めて開催する都市への差別化として、「開催能力」の高さをアピールするためだろう。猪瀬知事のスピーチで、「4千億円のキャッシュがあること」や「落とした財布がそのまま戻ってくる」というたとえで笑いを誘っていたのも、「資金力」「安全」という開催能力を披露するためだったと思う。

差別化というのは、ポーターの理論からするとチャレンジャーのとるべき戦略というように理解している。2番手の企業が、トップに対する対抗手段に有力な手法であり、トップ企業は差別化戦略をとるとその座から滑り落ちる危険性がある。

招致活動の成否は、最終的に過半数を制することにある。差別化では相対的首位(1回目の投票)をとれるかもしれないが、決選投票で勝てるかどうかはわからない。

初めて開催する都市に比べて、2度目の開催にはハンディがあると思う。2度目の開催を東京で行うことの意味、どのようなオリンピックにしたいかという理念が、世界にどれだけ共感が得られるのかがポイントである。必要なのはWhyやWhatの差別化であり、Howの差別化ではないと思う。

「経済ジェノサイド」(中山智香子著 平凡社新書)の中に、「アントロポス」(anthropos)と「フマニタス」(humanitas)という言葉が登場する。フマニタスはラテン語で、ヒューマンの語源であるが、どちらも「人間」を指し示す言葉である。

しかし、アントロポスには猿から進化した人間というニュアンスがあり、特にヨーロッパのキリスト教徒の間では好まれる言葉ではなく、フマニタスという畜生とは違う「人間さま」というニュアンスの言葉が愛用されたとしている。

同じ人間を意味する言葉でも、フマニタスとアントロポスには支配・被支配の関係があり、フマニタスというのは上から目線的なニュアンスもありそうだ。開催能力の差別化というのは「人間さま」の違いを現わしているようでもあり、上から目線的な態度の象徴のような感じがする。世界中の人々に広く支持を集めるとは思えないのだが…
昨日行われた、オリンピックの最終競技候補絞り込みのための“コンクラーベ”の模様が明らかになった。ネットの記事で見かけたのでうろ覚えになってしまったが、最初の投票では「空手」が5票でトップに立ったが、過半数を越えなかったため投票を繰り返した結果、レスリングが9票になって最初に選出された。レスリングは最初3票だったが逆転勝ちである。

次も空手のトップでスタートして、野球・ソフトボールが選出され、3競技目は最終的にスカッシュが8票、空手が5票、ローラースケートが1票(だったと思う)でスカッシュが決まった。

私が注目したのは、「空手」への支持の堅固さと、拡がりだ。過半数の支持を得るまで繰り返して投票するコンクラーベ方式(本家のローマ法王の選出の場合は2/3ともっとハードルが高いのだが)では逆転されてしまったのだが、「小選挙区制度」のような一番多いものが当選となる選出方法では、空手が真っ先に名乗りを上げたことになる。

支持が多いものが権利を獲得するというのが民主主義の原則なのだが、多いものについての定義というかルールの決め方によって、結果が全く違うものになる。開催都市も含めて、五輪の決め方のルールはコンクラーベ方式なので、民主主義のルールというのは一発勝負の「多いもの勝ち」を良しとしないのではないだろうか。小選挙区制度については、民主主義のルールとしてふさわしいのかどうか疑問が残るところだ。

最初の投票から、最後の投票まで一貫して空手は5票である(最後の投票では4票だったのかもしれないが、元ネタの記事が見つけられずうろ覚えになってしまった)。空手を支持していた理事は最後まで支持を貫いたのだが、その他の9人の理事はコロコロ態度を変えたということである(3回とも初回投票は空手が5票でトップである)。

勢力が大きい所に引っ張られそうにも思うが、9人の理事は見向きもせずに新たな選択をしたわけで、開催都市も同じようなコンクラーベ方式で行われるため、繰り返し投票による意思決定のメカニズムについて研究する必要がありそうだ。

イスタンブールとの決選投票が予想されるが、勝利するためにはイスタンブールといい勝負になるほどの得票をして2位になることと、マドリードの支持者を味方につける戦略の二段構えの分析・研究だ。

ニュース映像や記事を見る限り、猪瀬知事は「お金」「安心」を強調していたようだが、コンクラーベ方式でマドリード支持者を引きつけるにはは有効とは思えないのだが…





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