社長のブログです
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沖縄の梅雨入りが遅れていたが、3番目に遅い梅雨入りとなり、そのおこぼれなのか、梅雨の走りのような空模様になっている。ベランダの前の紫陽花は先週から花弁が見え隠れしだしており、月末あたりには色づきそうである。去年は5月23日には既に開花しており、今年は1週間ほど遅いようである。
ところで、今日の天気のような暗い話を。家計調査では、消費だけでなく、収入も調査をしている。世帯収入(世帯主だけでなく家族の収入も含まれる)を上位から順に20%ずつ切り分けるというユニークな方法で、5つの階級に分けて分析することができる。時系列では、1985年からのデータが統計局のHPに掲載されている。 上位20%の金額を見ると、バブル前夜の85年には世帯年収719万円だったものが、90年には865万円と上昇し、95年には947万円、2000年には964万円にまでなったのだが、2005年には868万円と激減し、2007年も864万円と2000年以降の7年間でボーダーラインが100万円下がったことになる。 下位20%を同じように見ると、85年は307万円、90年365万円、95年404万円、2000年382万円、2005年357万円、2007年349万円となっている。上位20%よりもピークが早く95年になっており、10年以上減少が続いていることになる。 今日の空模様のような、実に暗い数字である。国際的な企業競争力を高めるために、人件費をどれだけ切り詰めたのかよくわかる。 もう一つショッキングなデータがある。各々の平均年齢の推移である。階級別の世帯主の平均年齢を見ると、85年には上位の20%から順に、50.3歳、46.9歳、44.7歳、43.9歳、51.2歳であり、最上位と最下位の年齢が高く、その間は年齢の上昇と収入の上昇がリンクしている。 ところが、85年以降の推移を見ると、最上位の20%は、90年51.7歳、95年52.6歳、2000年53.0歳、2005年52.6歳、2007年53.6歳と少し年齢が上がっている程度であるのだが、最下位の20%はかなり様子が違う。 90年54.6歳、95年57.1歳、2000年59.5歳、2005年61.3歳、2007年62.8歳と、20年ほどの間に平均年齢が10歳以上高くなっているのである。世帯の高齢化が収入の減少をもたらしたものといえる。2000年以降の日本の縮み現象の理由はこれだと思う。 団塊世代の退職が進んでいる。2010年のこのデータはもっと悲惨なものになり、消費税を上げたくても最下位層を直撃するとなると、とても選挙を戦えないだろう。構造改革は完全に方向を間違えたといってよいのではないだろうか。 特効薬はないのだが、少子高齢化社会にふさわしい構造改革を再構築すべきであり、観光が起爆剤になると思う。このことについては、これから何度か私案をこのブログに掲載する予定だ。 PR |
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