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2週続けての“台湾坊主”の襲来で、今朝も一面雪化粧である。甲府は、昨日の夕方50センチを超えた時点で「統計を取り始めてから過去最高」というアナウンスをされていたが、今朝のニュースでは1m超えとのことであり、2倍の記録更新というのはめったにないことである。

行徳界隈は、先週の7割程度の積雪で、夜中に雨に替わったことで、道路はグジャグジャで長靴でなければ歩けない状態になっている。

低気圧に向かって大気は流れるが、低気圧の中心が少し岸から離れると北の寒気を引っ張り込み、岸に近いと南の暖気が流れ込んで雨になるとの、気象予報士の解説があった。理屈がわかって、妙に納得してしまった。

私は“理屈”が大好きである。私の解釈では、理屈とは原因と結果の関係であり、結果をもたらす原因とそのメカニズムを明らかにすることのため、「マーケティングの本質」であると思っているからだ。兆候を見出し、結果を予測することにより、「打ち手を考える」のがマーケティングという理解をしている。

天気予報に興味を持ったのは高校生の頃である。山岳部に入って月に1~2回は六甲山や比良山に登り、夏休みや冬休みには北アルプスに出かけていた。山の天気は女心と何とやらで変わりやすく、危険を避けるためには必須でもあった。

NHK第2放送で午後4時に流れる気象状況を聞いて、自分で天気図を作成したり、雲を眺めて天気を予測する「観天望気」も、写真と照らし合わせながら勉強したものだ。

台湾坊主という言葉もこのころ読んだ気象の本に掲載されており、特徴的な言葉で記憶に残っているのである。気象の本には、「山雪型」と「里雪型」という言葉があり、前者は西高東低の気圧配置で、縦縞の等高線が狭いと山は大荒れになり、後者は等高線が横縞になって、太平洋側で雪が降るというものであった。

台湾坊主は、後者の典型例であるのだが、岸からの距離により寒気を引っ張り込むのか、暖気を引き寄せるのかという事は書かれていなかったように思う(記憶になかったのかもしれないが)。知識が一つ増えた事が、妙にうれしくなってしまったのである(変な奴だ)。

今朝の日経には、「100点超えの必然」という見出しで、羽生のSPの高得点の“理屈”が解説されており、もう一つはスピードスケートで小平が失速した“理屈”も、バンクーバーの代表であった吉井小百合の分析が掲載されていた。

後者は、ふだんのW杯に比べて、五輪は“観客への配慮”が行き届いており、会場の暖房も強く、氷が軟らかいとのこと。その結果、瞬発力よりも筋持久力のある選手が有利で、抜群のスタートを切ったにもかかわらず、小平が失速したとの分析である。

記事では触れられていなかったが、「長距離王国」であるオランダが男子500mの表彰台独占をしたのも同じ理屈と考えられ、説得力のある分析だと思った。

競走馬でも、良馬場では好走するが、重馬場になるとからっきしダメな馬がいる。今回のスピードスケートは惨敗を喫しそうだが、次の五輪に向けての強化の課題は「重馬場巧者」の育成ということになりそうだ。




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