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昨日は国立に出かけるつもりだったのだが、実業団の駅伝が目を離せない展開になったので、結局ライブ観戦はできず、ガンバの応援はテレビ観戦になってしまった。大学時代に駅伝を走ったことがあるので、駅伝となると血が騒ぐ。

駅伝の中でも、箱根駅伝が一番面白い。面白い要因は5つある。

1つ目は、学生の大会であることである。高校野球や大学ラグビーなど、学生スポーツは独特な人気がある。試合に出られる期間が限定されていることや、OB、地域の応援があることで、箱根駅伝もこの範疇に入る。

2つ目は、箱根の山を走って登るということである。車で走ってみるとよくわかるのだが、こんな坂とても走るという気はしない坂が延々と続く。チャレンジする心に賛同するのである。

3つ目は、すべての区間がハーフマラソンの距離であることだ。昨日の実業団の駅伝では20キロを超えるのは1区間だけで、その他は10キロ前後の区間が多い。距離が長いためごまかしが効かず、波乱も起こりうるのである。

4つ目は、10区間あることだ。実業団は8区間、大学駅伝でも出雲は6区間、全日本大学駅伝で8区間であり、10人もの選手が必要なのは箱根だけである。エースの力だけではどうしようもなく、総合力、チーム力が要求される。駒澤大学が強いのは10人目の選手の力が抜きん出ているからである。

5つ目は、正月に行われることである。家で寛いでいる時に、ぴったりの番組である。ずっと見続ける必要はなく、談笑しながらチョロチョロ眺め、ここぞというときだけ画面に集中すればよいのである。正月にはもってこいのコンテンツなのである。

今1区の終盤に差し掛かってきた、しばらく気合を入れてレースを見よう。

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