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昨日に続いて、競馬の話題を。昨日の皐月賞は、断然の1番人気に指示されたロジユニバースが惨敗し、強運の馬主の神通力は及ばなかった。優勝した馬と2位に入った馬はいずれも社台グループのノーザンファームの生産馬であり、さらに共同馬主クラブの馬でもある。この10数年共同馬主クラブの馬の活躍が目立つ。

一口馬主といっても、私が30年ほど前に加入した5万円という小口のものではなく、優勝した馬はその一口が150万円という高額であり、庶民の小遣いで参加できる金額ではない。

バブル崩壊以降、馬主の数は減少を続けている。長引く景気の低迷で、高価な馬を所有できる人が少なくなったことが大きな理由だが、もう一つは共同馬主クラブの隆盛があると思う。先週の桜花賞に勝った馬も、昨日の皐月賞を勝った馬も同じ共同馬主クラブの馬である。

馬主として成功するには、多くの馬を持つことが必要だといわれている。リスク分散のためである。

共同馬主クラブには二つのタイプがある。一つは口数が40口程度で、一口が50万円から200万円程度になるもので、富裕層向けのクラブである。もう一つは口数を500から1000に細分化し、一口が5万円から10万円とする庶民向けのクラブである。

残念ながら強い馬のほとんどは前者であり、後者の馬で大レースを勝つことはほとんどない。ここでも資金力のあるものの方が有利になるという経済原則が働くのである。

個人馬主では規模のメリットが追及できるほどの資金力がない人でも、前者の一口馬主では規模の追及ができるため、一人で所有するのをあきらめてクラブ会員に移ったのが馬主が減っている要因だと思う。

昨日の皐月賞の売上は昨年に比べて減ったが、入場者は増えている。今年になって行われた4つのG1レースでは、すべて入場者が増えたことになる。

競馬に限らず、このところ野球やサッカーなどのスポーツは、テレビ視聴率は振るわないものの、スタジアムでの観戦は増加傾向にある。テレビで済ませるというライトユーザーは減り、ライブで楽しむというヘビーユーザー=“濃い客”が増えるという最近の消費行動の特徴が表れていると思うのだがどうだろうか。
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