社長のブログです
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どうしても言いたいことがあるので、今日はもう一つ取り上げることにする。臓器移植法の改正の問題である。法が施行されてから見直すことになっていたが、そのままたなざらしにされていた。それが急遽国会で審議されることになったのは、WHOが自国での移植という勧告をすることになったためである。
子供の移植が認められない現行法では海外移植に頼るしかなく、患者を抱える親の要望が強いための法改正論議だと思う。子供の命を救いたいと思う親の気持ちはよくわかる。 しかし、臓器移植の多くは他人の死で命を救う行為であり、提供側のことも考える必要があると思う。提供を受ける側の論理だけが先行しすぎているのではないだろうか。 長く患っていた後に脳死状態になるのなら、親族も覚悟ができていようが、脳死は突然の事故によってもたらされることが多いと思う。そんな中で、意思表示ができない子供(特に幼児)の親に、臓器移植を迫る行為が許されるのだろうか。 医療技術の進歩により、“奇跡の生還”ということも起こりうると思う。奇跡にすがりたい親に移植を進める行為は、私にはできないことだ。 子供の臓器移植を認めるには社会的な合意形成が必要であり、国会での議論だけでなく、国民投票をして社会的に合意する手続が必要だと思うのだがどうだろうか。少なくとも、投票することにより、臓器移植に対する理解は深まると思う。 PR |
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