サッカーは地方の時代のシンボル

昨日は再三ネットでサッカーの試合経過をチェックしていた。後半17分の時点でＪＥＦは0-2で負けており、当面のライバルのヴェルディや磐田は0-0であり、残留が絶望的に思われて、チェックを止めた。

ところが、4時半過ぎに気になって、確認をしたところＪＥＦ残留の文字が躍っていた。後半の後半20分でなんと4点もゲットし、4-2の逆転勝利である。しかもライバルの磐田、ヴェルディが敗れたため、入れ替え戦の圏内も脱出し、残留が決まった。

スタジアムで観戦していれば、大泣きしていたのではないだろうか。後半の25分過ぎまで絶望感に覆われ（ＪＥＦは17位だったから引分でも駄目で、とにかく勝つしかなかったのだから）、そこから1点を取った時に、かすかな光が見え、2点目で同点に追いついて希望が膨らみ、逆転の3点目で歓喜に包まれるというシーンがわずか10数分で起きたのである。

終了間際に残留確信の4点目が入ったのだから、これほど満足度の高い試合はなかったのではないだろうか。ただし、ＪＥＦのフアンだけなのだが。千葉市にスポーツ新聞があれば号外が出るところだが、全国紙では小さな扱いにすぎない。

山形が先週Ｊ1への昇格を決めた時や、大分がナビスコ杯を優勝したときなども地元での盛り上がりは凄かったのだが、全国紙からは伝わってこない。

これがサッカーの文化だと思う。Ｊリーグは「100年構想」を持ってスタートしている。その眼目は、サッカーを中心にしたスポーツ文化を地域に定着させることにある。

来年からは栃木や岡山などがＪ2に加盟することになり、地域のシンボルとしてサッカーチームが誕生する。地方分権が日本の建て直しのための絶対条件にあると思われ、地域に根ざしたサッカークラブは象徴的な存在になると思う。

昨日は粕汁と日本酒が格別上手かったのだが、作りすぎたようで明日まで食べられそうである。