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昨日も午後からは雷鳴、4時過ぎにはスコールのような豪雨になり、京葉線も一時ストップしてしまった。ニュース画像で見ると、我が家から5Kmほど離れた千葉市中央区では、道路が川のようになっており、我が家のある美浜区で降った雨の量とはかなり違うようである。

雷鳴は東の方角から聞こえており、中央区がその中心であったのだろう。ピンポイントでの降雨であり、予報もそのうち美浜区ではというように、行政単位レベルまで細かくなければ役立たないかもしれない。

今朝も、9時ごろには瞬間的に大雨が降り、20分後には太陽が出て夏の陽射しが照りつけはじめている。この気候の異常は、日本が徐々に熱帯化しているとの見方もあるようだ。

その証拠の一つが、本来南方に生息する「クマゼミ」が東進し、何年か前に箱根を越えたとされている。

子供の頃、セミ取りが大好きで、裏山を飛び回っていた。その頃捕まえたセミは、アブラゼミ(枚方では「だい」と呼んでいた)とニイニイゼミ(「こせ」と呼んでいた)が95%を占めていたと思う。

年に数匹はツクツクボウシを捕まえることができ、クマゼミ(通称は「かたびら」)やミンミンゼミは、3~4年の虫取りに夢中になっていた頃に、各々2~3匹捕まえただけである。貴重なセミを捕まえた時は、子供たちに見せびらかし誇らしく感じたものである。

中でもかたびらを捕まえた時は、特に優越感を持つことができた。大きくて透明な羽で美しく、「シャイシャイシャイ」と速いテンポで鳴く声の力強さ(だいの「ジーンジーン」やこせの「ジージー」という声は、眠気を誘い子供心には品格が落ちると感じられた)が、希少性もあって「枚方の子供」には支持されたのだと思う。

社会人になって東京に出てきた時に驚いたことは、ミンミンゼミの比率がこちらでは高いことであり、枚方の裏山ではたまにしか聞かれない「ミーンミーン」という声が、当たり前のように聞かれることであった。地域によってセミの分布が違うものだと感心させられたものだ。

結婚して女房の実家のある鹿児島に行くと、圧倒的にかたびらの鳴き声が多く、クマゼミが南方系のセミ、ミンミンゼミは北方系のセミというように分けられるのだろう。中間に位置する関西では、どちらも貴重種だったと思う。

それが昨今、関西ではクマゼミの鳴き声が圧倒しているらしい。クマゼミの東征が進み、関西を制覇し、ついに箱根の山を越えて観測されるようになったのである。日本の気候が熱帯化していることの証拠とされている。

そのかたびらの「シャイシャイシャイ」という声が、先ほど雨が上がった時に聞こえたのである。我が家の周りは埋立地であるためか、セミが少ない。たまにミーンミーンという声が聞かれるだけだったのだが、ついに懐かしい声が聞かれたのである。東征がさらに進んだことになる。

この文章を書いているうちに、20分ほど前から陽射しがなくなったと思ったら、またバケツをひっくり返したような豪雨になっている。傘などは役に立ちそうもなく、うっかり散歩にも出かけられない。熱帯の気象に慣れなければならないのだろうか。

追加
百日紅がようやく咲き始めた、昨年は8月9日のブログで取り上げたので、今年は20日ほど遅いことになる。
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