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朝から青空が覗いており、金曜から続いた不安定な空模様がようやく治まったような気配だが、外に出てみると湿度は高くまだまだ油断はならない。散歩も遠出は控えなくてはならないようだ。「かみなり3日」という諺もあるのだから。

政府は一昨日、経済対策として総額11兆円を超える規模で決定した。ただし、政府が支出する「真水」と呼ばれるものは1.8兆円で、10兆円は公的金融機関の融資枠拡大によるものである。真水を、融資枠により希釈し、水増しして11兆円となっているのである。

これまで世界経済は、G8など先進国が自分たちだけで秩序を作っていたのだが、BRICsや中東産油国などが新たにメンバーに入りだし、原油や穀物など資源の需給バランスが大きく変わり、価格革命が起こっているのが現状の混乱の要因だと思う。

パラダイムシフトである。学生時代に千点10円でやっていたマージャンを、社会人になっていきなり千点100円のマージャンになってとまどったのと同じようなものだ。負けると懐を直撃するから、防御を堅くして「負けないマージャン」に比重を置いたのだが、新しいレートにあわせてやり方を変えなければならないのである。

今必要な経済対策も同様に、「やり方を変える」ことを促すものでなくてはならない。高速料金の値下げ(民営化したものをどうして政府ができるのか不思議な話だが)や、輸入小麦の売り渡し価格の値上げ幅の圧縮などの価格支援策は、一時的な鎮静効果はあるのだろうが、根本的な解決にはならない。

東映の看板スターだった片岡千恵蔵はマージャン大好き人間だったが、あまりの高いレートにメンバーが揃わず、ついには参加者に現金をポンと渡して、卓を囲んだそうである。今回の政府の経済対策は、定額減税も含めて千恵蔵のマージャンと同じような気がするのだがどうだろうか。

今一番問題なのは、70年代後半から製造業からサービス産業へと大きく移行したのに、サービス業の生産性が上がらず90年代以降大きく日本経済が減速したことである。いまだに解決策を見出せず、今回の景気対策にもほとんどその片鱗もみえていない。

サービス業とは何かをもっと考えて見たい。

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