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今朝の新聞に、浦安市の市長が資源エネルギー庁に、計画停電の除外を求める要請をしたことが記載されている。

埋立地が多くを占める浦安市内では、液状化による被害が大きく、37,000戸で下水道やガスがストップしたままであるにもかかわらず、計画停電が実行されていることに対する配慮を求めたものである。

我が家で一度も停電を経験していないのは、浦安への送電の途中にあるため、おこぼれに預かっているのだという理解をしていたが、この仮説は外れたことになる。

同じ町内でも停電をしている所があり、いよいよもって電気が止まらないのがなぜだかわからず、不思議な現象だ。

“連帯感”を維持するためには、不公平なく停電を受け持つことが大事だと思う。何時この不思議な現象が解消されるかわからないので、備えはしておく必要がある。

当番が日直なら問題はほとんどないのだが、宿直になると明りの手当てをしておく必要がある。ところが、ここでも出遅れてしまい、電池やローソクの手当てが出来ていない。米、パンに続いて“災害弱者”であるということを認識させられている。

手をこまねいてはいられないので、テレビで観たことをヒントに、手作りの“灯明”を作ってみた。ビールの空き缶をキッチンバサミで3センチほど切断し、ティッシュペーパーでコヨリを作ってアルミホイルを円筒状にしたものにさして缶の淵にそって入れ、サラダオイルを浸すのである。

コヨリに油が十分浸み込んだころ合いを見計らって火を付けると、ローソクの代用品には十分な明るさになっている。熱を持つかと思ったが、缶には熱が伝わらず、問題なく利用できることが分かった。江戸時代の庶民の暮らしが想像できるような、佐野流“灯明”の完成である。

3個作ってあるので、備えは盤石なのだが…
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