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日曜の午前中はポカポカ陽気だったが、午後から風向きが変わり一気に寒くなりそのまま昨日は寒く、おかげで一日引きこもったままであった。今日は再びポカポカ陽気になるようで、日ごとの寒暖の差が激しい。「三寒四温」という言葉があるが、気温の変動が大きいというのは、春の訪れが近いと好意的に解釈したい。

気温の変動も耐え難いのだが、景気の変動も大きくなるとダメージは相当大きくなる。昨日発表された白物家電の販売額を見るとその感を強くせざるを得ない。

白物家電全体では4.3%増であり、特にエアコンは過去最高の出荷台数で8.2%増となり、冷蔵庫や洗濯機も各々6.4%、2.3%の増加であり、家電メーカーはウハウハだろう。

増加したうちのほとんどが駆け込み需要だと思う。それも、単品の駆け込みではなく、住宅を取得した人の関連重要ではないだろうか。エアコンが普及し始めた頃は、一家に一台だったものが、今では部屋に一台が当たり前である。

3LDKのマンションでは4台のエアコンが付くことになる。3商品の中で、エアコンの増加率が抜けているのは、新築住宅によるものであることの証明である。住宅の新築というのはもちろん駆け込み需要である。

昨日発表された白物家電の出荷額は去年のものであるから、半年以上前から既に大きな数字になっていたことが分かる。しかも、駆け込みのピークはこの3カ月に来るのだから、4月以降に大きな反動が来るのは間違いないだろう。

第二四半期の落ち込みは織り込み済みで、第三四半期には元に戻るという予測がなされているのだが、「山高ければ谷深し」という言葉があるように、駆け込みが半年以上もかかって起こったと考えるなら、落ち込みも相当長くなるのではないだろうか。

昨日発表されたもう一つの経済指標は、貿易収支である。貿易赤字が過去最大の11兆円になったことが大きく報じられ、元凶として燃料費の増大が指摘されているようだが、これは原発再稼働促進派の論調だ。

元凶は、「円安にもかかわらず輸出が減った」事にあると思う。過度な円高を是正するという政策をとったのに、競争力が回復したのは自動車と観光産業だけであり、多くの産業では円安のメリットを享受できなかったのである。

最初に触れた白物家電も、半分以上は日本メーカーの海外工場での生産であり、駆け込み需要は貿易収支を悪化させるだけになってしまっているのである。

今年の春闘で賃金アップはするのだろうが、それ以上に物価は上がりそうな気配がある。消費者にとって、「デフレの方が良かった」ということにならなければよいのだが。

これで1992回目の投稿になる。2000回までのカウントダウンが始まったのだが、2000回を何時達成できるのだろうか。
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