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今日は「サクラの咲く頃」、明日は「サクラが満開の頃」というありがたい天気予報が出ている。しかし、月曜には再び真冬に戻るということで、油断は禁物だ。

稀勢の里の綱取りが消滅して、NHKの大相撲中継もかなりトーンダウンしたようだが、今度は新鋭でまだ髷が結えない“ザンバラ髪”の遠藤に注目を集めて放送しようとしているようだ。昨日は、大関との対戦でかなり盛り上げようとしていたが、番付の違いを見せつけた大関の圧勝だった。

これでまた興味が半減したかのように思えるのだが、十両や幕内下位の力士に熱戦が多く、星一つの差とはいえ、白鵬断然の上位力士の取り組みよりも私には面白く感じている。

私のお気に入りは、若手では千代鳳と枡の山で、この二人は今年中に上位に定着すると予想している。今場所もう一人楽しみにしている力士は、6年ぶりに幕内に復帰した里山だ。

32歳とすでに若手とは言えない年齢で、体重も幕内最軽量なのだが、小兵ならではの何をやるかわからない相撲っぷリが魅力的であり、昨日はとうとう“一本背負い”で勝ち星を挙げてしまった。

柔道のようにきれいに決まったわけではないのだが、観衆を喜ばせる大技だった。昨日の勝ち星で7勝5敗となって勝ち越しまで後1勝になったのだが、勝ち越せば8勝7敗でも技能賞をやりたいほどの、今場所の活躍だったと思う。

会社勤めをしていたころは相撲中継を見ることはほとんど出来なかったが、仕事が暇になった最近は観ることが多くなった。野球中継も、日本のプロ野球はあまり観ないが、メジャーの中継は観ることが多い。これも、午前中に中継が行われているが、暇を持て余しているからである。

相撲中継やメジャーの中継の主要ターゲットは65歳以上の高齢者ということか。これがわかったからと言って、何か特別なマーケティングの種になるわけではないのだが。

ところで、一本背負いは去年もあったそうである(これは仕事で見ていなかったが)。この時も一本背負いを喰らったのが栃の若であり、珍しい技を2度も決められるというのは、一本背負いをしたくなるような体質があるのだろうか。

今場所は取り組み中にまわしがほどける“事故”が2度あったが、対戦相手はいずれも時天空だった。これも偶然なのだろうか?
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