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国債特例法案を人質に取った野党と、首相退陣という“切り札”を切った与党との駆け引きが続いている。子ども手当だけでなく、農家の所得保障や高速道路の無料化、高校無償化など民主党のマニフェストの修正がポイントになっている。

このやり取りを見ながら、先日テレビでちらっと見たスタンフォード大学の授業を想い出した。ブレーンストーミングについての名物授業で、女性教授が指導する授業の最初は、パーティの計画についての議論であった。

二つの方法を学生に試させている。一つ目は相手の計画に対して一つ一つに反対意見を述べさせるもので、二つ目は相手の計画に対してさらにアイデアを付け加えさせるものであった。

次に学生に“最高の家族旅行”と“最低の家族旅行”を紙に書かせ、そのうち最高の家族旅行を記した紙を破り捨てさせ、残った“最低の家族旅行”について、一分間のCMを作れというものである。

議論とは何かを教えてくれる授業であると思う。相手の欠点をあげつらうのではなく、相手の長所を見極め、それにさらに魅力を付け加えるためにアイデアを出し合うというのが議論であるはずなのだ。

09年の民主党はそれまでの政権では打ち出せなかった斬新なマニフェストで政権交代を実現した。政権を失った自民党は、新たなもっと魅力的なマニフェストを打ち出すのかと思いきや、民主党のマニフェストを引きずり下ろすことに血道をあげているのである。

自分の得点を上げる事より、相手の得点を減点させるというのは何も生み出さない不毛の議論だと思う。前述の授業風景はビジネススクールのものである。ビジネスの世界では減点法をやっていては生き残れないが、政治の世界では加点法では生き残れないのだろうか。

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