社長のブログです
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
イタリアで実施された原発の再開発についての国民投票は、大差で反対派が勝利した。イタリアには原発がないが、これからも原発の推進が出来なくなったわけだ。
今回の国民投票では賛否の帰趨とともに、投票率も注目を集めていた。というのは、イタリアの国民投票では投票率が50%を切ると、その時点で無効となるためだ。最近行われた国民投票の多くは、投票率が過半数に届くことができずに無効となるケースの方が多く、今回も投票率への関心が高かった。 原発推進に身を乗り出したベルルスコーニ首相は、サッカーのACミランのオーナーであるのをはじめ、建設業や百貨店、メディアなどを経営する実業家でもある。特にメディア部門では、地上波テレビ局4局のうち3局を支配するメディア王とも呼ばれるほどである。 毎日新聞の電子版では、「国営放送も含めてテレビ局では、投票日直前まで極力国民投票の話題に触れず、すでに夏休みを取っているか、週末には海に行く人が多く、ローマのメッサジェーロ紙など一部メディアでは“夏の国民投票は過半数には至らない”と報じていた」としている。 ところが、メディアの“配慮”にもかかわらず、投票率は56%と過半数を超え、建設反対が93%にも達し、原発計画はとん挫することになってしまった。 これで日本でも現在停止中の原発の再稼働は、よほどの説得材料が提示されない限り難しくなったと思う。今年の夏の電力不足よりも、稼働中の原発が検査のために停止してしまうこの冬以降の電力不足のほうがより深刻なものになりそうだ。 ところで、イタリアの国民投票でユニークなのは、投票率が一つの目安になっていることである。地方の首長選挙や国会議員の補欠選挙などで、投票率が30%にも満たないことが良くある。日本でも低投票率はすべて無効にしたらどうであろう。首長や国会議員が不在になるのは、有権者の責任でもあるからだ。 日本には国民投票で物事を決めるという制度がないのだが、原発の問題や沖縄の基地の問題など国民投票で決めた方が、頼りない政治家に委ねるよりもましなような気がするのだが。 PR |
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新記事
(06/09)
(06/06)
(06/03)
(06/02)
(06/01)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析
|