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若いころ、仲間からよく言われた言葉に「お前は2σ外だ」というものがあった。統計的品質管理で用いられた正規分布の考え方からすると、標準偏差の2倍の範囲にあることが“正常値”とされ、それを超えるはみ出した部分は“異常”と見なされ、常識と違った見方をする私の言動に業を煮やした仲間からの指摘だった。

2σ内とは95.45%の範囲に入ることであり、約5%が2σ外=滅多に起こらない確率となるのだが、中国の各組織のトップを決める投票で掟破りが登場した。中国で投票により是非が問われるというのは不思議な話だが、信任投票の色彩が強いものだろう。一昨日の国家主席の投票では、99.97%というトリプルナインを超える“信任の強さ”が示されたのだが、各省庁のトップを決める昨日の投票では異常値が出現したようである。

今朝の日経の記事によると、反対票と棄権票を合わせた数値が、環境保護相(こんな名称の組織が存在するというのはブラック・ユーモアとしか思えないが)、住宅都市農村建設相(これも脈絡のない言葉が並んでいる組織だと思うが)が7.4%、教育相が5.7%となり、「反対票 異例の多さ」という見出しがつけられている。

多いといっても7%を少し超えたに過ぎず、2σ外に近い数値だから普通の常識では無視されるレベルなのだろうが、これを「異例の多さ」として取り上げられざるを得ないのは、“異常な国”の出来事だということか。
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