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WBCが終わったと思ったら、今度は来週にサッカーのヨルダン戦がある。勝てば間違いなく、引き分けでもほぼ本大会出場が決まるという、アウェーではあるが力の入る一戦だ。その決戦の前哨戦として、今夜はカナダとのテストマッチが行われるのだが、試合開始は夜中の1時からとのことで、観るべきかどうか悩みどころだ。

カーリングの世界選手権も現在行われており、残念ながら日本はプレィオフへの出場はならなかった。BSで放映されており、夜中に目が覚めた時に何試合かは観てしまった。前回のオリンピックまでは、カーリングというと「チーム青森」が代表の代名詞だったのだが、今回の代表は「中部電力」である。

サッカーやWBCでもそうだが、チームスポーツの代表というのは個々のチームから優秀な選手を選抜して編成するのが当たり前だと思っていた。しかし、カーリングの場合は、日本チャンピオンになったチームがそのまま代表となり、選手を集めての代表チームを編成するということはない。チームワークがそれだけ重視されるということだろう。

これで想い出したのが、私の大学時代に9人ものオリンピック選手が出現したことだ。関西では学生スポーツで一応強豪校であったのだが、関西ローカルということもあり、オリンピック選手は出ても1人か2人であり、8名のオリンピック選手というのはこの時(メキシコ五輪)だけだったと思う。しかも、大抵は現役の学生ではなく、OBが社会人になって出場するというのがほとんどだったと思う。

この時は現役学生が9人も出場するということもあって大騒ぎになり、選手たちが烏丸通をパレードし、京都駅前で壮行セレモニーを行った。私も体育会のはしくれだったのでパレードのお供をし、壮行会にも参加したのを覚えている。

8人もの大量出場したのは、ボート競技で最も多くのメンバーで漕ぐ「エイト」に出場したためだ。カーリングと同じように、日本チャンピオンがオリンピック出場権を獲得することになっており、ダークホースでしかなかったのに、選考会で優勝してしまったための“怪挙”であったのだ。クラスメートに偶然メンバーの1人がおり、かなりの体格をしていたのだが、外国人選手と比べると一回りも二回りも違い、体力勝負のボート競技ではかなうわけがなく、本大会では敢え無く討ち死になってしまった。

エイトが選抜チームの編成をしないのは、8人のオールが一糸乱れずにこぎ続ける事が必要であり、個人の資質よりも“息が合う”ということの方に重きを置いているためなのだろう。しかしこの方法では世界に立ち向かうことができず、最近の五輪ではエイトでの出場は聞いたことがない。

カーリングも気心が知れていることが重要になり、選抜チームを編成するとメンバーは代表の活動に専念をせざるを得ず、所属チームの活動ができなくなってしまうということで、チャンピオンチーム=代表ということになるのだろう。

今ちょうど、選抜高校野球の開会式が行われている。最近この開会式を注目してみるようにしているのだが、その理由は「君が代」を聴くためだ。君が代を斉唱するのは、毎日学生音楽コンクールを優勝した高校生が唄うのだが、今年も素晴らしい君が代を聴くことができた。
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