社長のブログです
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昨日は猛暑の大宮まで出かけて、仕事をした。親学についてのセミナー参加者に話を聞くもので、講座の合間に参加者に声をかけてインタビューをするというあわただしいものだった。
親学というと、聞き慣れない言葉で少しいかがわしさも感じさせられる響きの言葉だが、一言で言い表わすならば「最新の脳科学の知見を、子供の発達にどう活かすか」ということになるかと思う。 乳児期、幼児期に様々な人として生きていくために必要な機能を獲得するための臨界期というものがあり、その間にやらなければいけないこととやってはいけないことがあり、それが子供の発達を促したり、発達障害を引き起こすということになる。 乳児や幼児に、良かれと思ってしていることが、かえって発達障害を起こすことがあるので注意しなければならない。フラッシュカードという教育手法を幼児期にやると、成長中の脳に大混乱をきたし、正常な発達が阻害されるという事例が報告されていた。 インタビューをするために、講義の内容も聞いておかなければならないので、耳を傾けていると面白い話があった。門前の小僧の興味を引いたのは、女性の長生きの問題(?)である。 生物は子孫を残すことが使命であり、子孫を残す能力が無くなると退場=死ぬのが自然の摂理である。そのため、人間以外の動物は閉経を迎えるころには死亡するが、人間だけは閉経後にも長生きをしている。言われてみると、確かに不思議な気がする。 おばあちゃんには、娘の子育てを助ける役割があるということらしい。進化の過程で、閉経後も役割を与える事で、退場の必要性が無くなったのが、長生きということを生み出したということだ。人の場合は、娘の閉経期ごろに役割を得て退場するということになる。 おばあちゃんが育児にかかわると、自閉症など発達障害を招く割合が少なくなるという。子供手当は、「社会全体で子育てをする」という理念から生まれたものだが、そうだとするとお金を渡すだけでなく、年寄りをもっと活用する方法も考えた方がよいのではと思うのだが… PR |
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