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3年前の6月に旭川に出かけ、33度の暑さの洗礼を受けて閉口したことがある。6~8月の夏場にこのところ毎年のように北海道に仕事で出かけているのだが、大抵は北海道も暑く、夏場の北海道の“値打ち”を味わった事はない。

今年も、北海道ではすでに何度も真夏日になっており、今日も29度とのことである。西の方はもちろん、北の方も猛暑日になっているのに、関東周辺だけはなぜか25度を下回りクールビズ要らずの日が連日続いている。関東だけがいつまでも猛暑を免れ続けるわけはないのだが、省エネには貢献しそうである。

参議員選挙まで後1カ月ほど、都議会の選挙はあす告示なのだが、街中を歩いていても選挙の熱気をあまり感じられない。ネットでの選挙活動が解禁されたことと関係があるのだろうか。関東周辺だけがクールビズ要らずの陽気になっているのと同じように、冷めた空気が漂っているような気がしてならない。

そんな冷めた空気に慣れてしまったのか、時代に逆行するような政策を、ベタ記事としてさらりと流しているのが気になる。一つは、自民党の「教科書検定の在り方特別部会」が、「教科書法」の制定を提唱した中間報告をまとめたことである。私は、政治が教育に過度に関与するのは反対だ。中国人の反日感情の強さも、思想教育の影響が大きいと思う。

政治の教育に対する役割は、教育内容を云々するのではなく、教育環境を整えるという所にあると思う。中身の在り方を示すのではなく、一歩身を引いて教育を支えるという控え目な態度が望まれる。

もう一つ気になるベタ記事は、日曜の朝刊に掲載されていた「産業競争力会議の地方版」の創設というものである。国の産業競争力会議は、成長戦略について議論したのだが、地域ごとにこれを設けて地域ごとの成長戦略を作ろうというものである。

余計な話だと思う。地方が自ら会議を設置するならともかく、国が主導権をとって会議を創設するなどというのは、地方主権(分権という言葉は使いたくない)の流れに逆行するものではないだろうか。地域の事は地域で決めるのが原則で、国が地方の箸の上げ下ろしまで関与するというのはいかがなものか。

ここまで書いて気が付いたのは、教科書法も、地方版産業競争力会議もいずれも、国がより関与を強めようというものだ。国の権限強化というものに、私は生理的に嫌悪感を感じているのかもしれない。

統一球問題は、事務局長の責任にして一件落着を図ることになりそうだ。事務局長の出自を洗えば、今回の騒動の大元がわかるような気がするの。あいつだと思うのだが…


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