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今日から、来年6月のW杯に向けた予行演習となるコンフェデレーションカップが開催される。大会運営の予行演習だけでなく、強豪国との3連戦となる日本チームにとっても絶好の力試しの機会でもあり、選手たちにとっても格好の予行演習となる。さらにもう一つの予行演習がある。

ブラジルとの時差は12時間ほどであり、昼夜がひっくり返るだけで、夜の試合が中心になる来年6月のW杯本番は、テレビ観戦の時間帯にそれほど苦しむことはないだろうと思っていた。しかし、今回のコンフェデの時間帯を見ると現地時間4時のキックオフは、日本でも4時になる。少し早起きが必要であり、早速今朝は来年の本番に向けてテレビ観戦の予行演習となった。

というわけで、昨夜は百薬の長を少し多めに飲んで10時前に床に就き、準備万端で4時のキックオフを迎えた。少し薬が効きすぎてぼんやりした感じで試合を見ていたが、3分で目がすっかり覚めてしまった。クリアミスからクロスをうたれ、ネイマールの強烈なシュートを浴びてしまった。

何とか前半の失点はこれだけで済んだが、仕切り直しの後半にも立ち上がりの同じ3分に決められ、アディショナル・タイムにもお決まりのカウンター一発での3点目と、なすすべもなくの完敗だった。白鵬に平幕力士がぶつかりに行き、強烈なかちあげを喰らって腰が砕けたところを、突きだされたようなものだ。

地力の違いと言ってはそれまでだが、試合後の選手のインタビューにもショックの大きさがうかがえる。少しは抵抗できると思っていたのだろうが、内田の「(相手のプレッシャーで)1~2m近くに来ているように感じてしまう」というコメントが印象的だった。

アジアの試合では、パスワークで翻弄して横綱相撲の強さを感じさせるが、ブラジル相手では防戦一方になり、守備で疲れ果てて攻撃の際のスピードが落ちてしまった(特に後半)。白鵬にブッ飛ばされた平幕力士が、十両に陥落すると優勝して幕内に復帰するのと同じような感じだ。番付の違いがよくわかる一戦だった。

今回の予行演習を受けて、来年の本番では、南アフリカの時のように専守防衛に徹して勝機をうかがうしかないのだろうか。

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