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今日一日我慢すれば、もう“暑い”という言葉を使わなくてもよさうだという有難い天気予報が出ている。秋雨前線の南下で、前線の北側にある「秋の空気」がようやくお出ましになるとのことで、スタンディング・オベーションでお迎えしたいところだ。

年齢を重ねるとともに、暑さや寒さに対する耐性が落ちてきたように思う。汗のかき方がよくないため、新陳代謝が進まず、身体の勢いがなくなっているというのが自分なりの分析だが、汗をかくことをしたくないというのが困ったところだ。

いじめ問題への対処で、新聞の社会面が賑わっている。文科省は、「国主導で解決に取り組む」として、総合対策を発表した。全国200か所に専門家チームを設置し、子どもの相談を受けるカウンセラーの配置校を増やすなどで、73億円の予算をかけるというものだ。

子ども一人当たり、600円ほどの勘定になる。こんなことにお金をかけなくてはならないというのは情けないことだが、専門家チームやカウンセラーという新しい職種を設置し、雇用対策のつもりなのだろうか。

品川区は、いじめをした児童・生徒に出席停止措置をとることを発表した。懲罰として行うのではなく、積極的に適用するという方針を示すことで、「抑止効果」を期待するとのことである。

品川区のフローでは、問題行動の把握→個別指導→教育委員会への意見書作成→保護者への意見聴取→出席停止となっている。個別指導が上手くいかなかったときに、保護者の意見聴取を行い、それでも改善が見られない場合に出席停止となるようである。

よく考えられているようだが、肝心なのは最初の問題行動の把握であると思う。発端となった大津の問題でも、問題行動が認識されなかったのが原因だと思う。教員の眼に見えるところで起こっていれば、よほどの事がない限り解決していたはずで、陰湿ないじめは眼の届かないところで起きることが多いと思う。

品川区は、学校の選択性や保育所の顧客満足度調査の実施など、教育行政の分野で先駆的な活動を数多く示している自治体である。今回の「抑止力」がどのような成果が上がるか注目だ。




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