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昨夜のエジプトとの準々決勝の試合は8時キックオフという“ゴールデンタイム”で行われたため、睡魔とのもう一つの戦いをすることなく、ゆっくり試合を楽しむことができた。先制点は、日本のスピードがいかんなく発揮された結果で、勢いを感じさせられる得点だった。

男女ともに準決勝進出が決まったわけだが、対戦相手は大会直前に親善試合を行ったチームとなった。こうなる結果を予想してマッチメークしたとしたらたいしたものだ。なでしこはフランスに負け、男子はメキシコに勝っており、対象的な結果だったのだが本番ではどうなるのだろうか。

完全にオリンピックモードにはまり込んでしまっているうちに、世間ではきな臭い動きが相次いでいるようだ。内閣不信任案や問責決議などがチラチラしており、解散・総選挙の足音が近づいているように見える。

原発を巡る論議も活発だが、今朝の日経の一面トップ記事は「北海道、冬に10%節電」というもので、泊原発の再稼働が見込めない中で、政府がこの冬に北海道に対して10%の節電を求める方針を固めたという記事である。

政府が開催したエネルギー政策についての意見聴取会では、「原発ゼロ」の意見が7割近くに達し、毎週国会周辺で繰り広げられるデモなどから、政府は理想とする「原発15%」にすんなりと持ち込めないと見たか、“脅しの戦略”に切り替えたのだろう。

北海道の冬の節電というのは生易しいものではないと思う。夏場の節電ではピークカットで済みそうだが、北海道の冬場だと一日中ピークだろう。さらに、企業や家庭だけでなく、道路の融雪などにも電力が使われるため、“ちょっと我慢して”ということではしのぎにくくなりそうだ。

政府の肩を持つつもりはないのだが、いきなり原発をなくすというハード・ランディング路線は現実的ではないように思う。大飯原発の再稼働も実施していなければ、この連日の猛暑でどれだけ熱中症の犠牲者が出たろうかということも考える必要がある。

道路のロードヒーティングや、屋根の融雪暖房にまで節電を求めるようになると、命や生活に重大な影響を与えかねない。難しい問題だ。

今晩は女子マラソンがある。マラソンというのは個人スポーツの極みだが、今回の代表は合同合宿を行っており、「チームジャパン」として競技に臨むことになりそうだ。競泳で芽生えたチーム意識が、ここでも成果を収めるのか注目だ。


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