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毛虫を侮ってはいけない。首筋と右腕だけだったのが、右手の上腕部から脇腹、両太腿の裏側にと湿疹の範囲が拡大してきた。痒みのために眼が覚めてしまい、薬を塗って少し治まったところである。

インターネットで調べてみると、チャドクガの幼虫にやられたようで、椿や山茶花の樹に多く居るとの事である。椿があったような気がする。鞭毛が皮膚に触れると発疹を起こすようで、側を通っただけでも被害を受けることがあるらしい。

子供の時から樹があったはずで、その時は一度もやられたことがなかったのに、どうしたことだろう。

自民党の総裁選挙は結局福田VS麻生の一騎打ちになった。全派閥が福田支持に回ったため、福田圧倒的有利という形成である。去年の総裁選挙の再現であり、このまま福田総裁が誕生すると次の選挙では自民党は惨敗するのではないだろうか。

福田氏の演説をニュースで見た感じでは、リーダーシップというものをあまり感じることができない。典型的「調整型」リーダーという感じがし、不安を覚える人が多いのではないだろうか。官房長官が適任である。

圧倒的不利な状況で勝負に挑んでいる麻生氏は、たとえ負けたとしても政治家としての重みは増すのではないだろうか。小泉前首相が、2度総裁選挙で破れた後に、その姿勢が評価され最後は圧勝したが、その再来の可能性はある。

出馬をほのめかしながら、周りの協力が得られず結局断念した額賀財務大臣などは今後一切目がないであろう。潮目を読み、決断する力が一国のトップになろうとする人には必要な資質だ。

麻生氏の演説の中で「キャラが立ちすぎて」というフレーズがあった。私にはその意味が良く分からなかったのだが、一緒に見ていた娘から「KY」よりも前から若者言葉として定着していると教えられた。

目先の利害にとらわれて右顧左眄する人よりも、信念を通す人の方が「キャラが立ちすぎても」結局支持されることになるのではないだろうか。

小泉人気はブレないということに支えられ、造反議員の復党問題でブレを感じさせて以来支持率が急降下した安倍内閣とは対照的である。

勝ち馬に乗ったつもりが、負け馬に乗っていたということになるような気がするのだが。
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