社長のブログです
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太平洋戦争が終わって昨日で67年になるが、今年ほど領土問題が賑わした年は記憶にはない。連日韓国大統領の発言が記事になり、昨日は尖閣に香港の活動家に上陸を許してしまった。
上陸を許すというのは正しい表現ではないかもしれない。領海侵入を咎めるのは海上保安庁の役割だが、現行法上では海上で捕らえるというのは要件がかなり厳しいらしい。しかし、上陸したとなると警察権の及ぶところとなり、待ち構えての現行犯逮捕ということになったようだ。 どの国にとってもそうだが、領土問題については世論がヒートアップしやすい。尖閣の出来事はあくまでも“民間人”による行為だから、穏便に済ませることはできるが、竹島問題は大統領という最高権力者の行動であるから、事は簡単には治まらないと思う。 ましてや、韓国大統領が「天皇陛下が“韓国を訪問したいなら”、謝罪をするべきだ」という発言には、日本国民にもナショナリズムの血がうごめいたと思う。天皇が韓国を訪問したいというお願いを韓国にしており、土下座すれば許してやるというようにも受け取れるからだ。 この問題の根底には従軍慰安婦問題がある。この問題を少し調べてみたが、私にはよくわからない。この問題の発端は、80年代に吉田某が済州島で女性を強制連行したと著書で認めたことにあるが、後にねつ造であったことを本人が認めており、ここから話はややこしくなる。 強制連行があったか否か、連行された数が3万人から20万人という説もあり、40年以上たった時点ではわからないことだらけで、南京大虐殺と同じように謎だらけの問題である。 さらに厄介なのは、アメリカの議会が“人道上の問題”として07年に非難決議をしたことにある。さらに、アメリカでは現在国連での非難決議をしようと画策しているとされている(アメリカの歴史教科書で慰安婦の強制連行について取り上げている教科書もあるらしい)。議会決議に至った背景には、在米韓国人のロビー活動があり、これを阻止しようとした日本のロビー活動が失敗したというおまけも付いている。 これを受けて、韓国の憲法裁判所が昨年韓国政府の態度を違憲とする判決を下している。韓国大統領が何らかの行動を示さなければならないということはよくわかった。 わからないのは、この問題を決着させるために、何をしなければならないかということだ。賠償金を求めているのかというと、90年代に賠償金を支払おうとしたが、韓国政府はこれを拒否している(日本政府から直接ではなく、「アジア女性基金」という民間の資金によることが受け取り拒否になったのかもしれないが)。 謝罪を求めているのだろうが、強制連行についても軍によるものか、女衒によるものかは今となってはわからないし、20万人という数字も疑問が多い(当時の朝鮮の16歳から21歳までの人口は120万人で、6人に1人だとすると終戦直後に大きな社会問題になっていたはずだ)。 朝鮮人慰安婦が大量にいたことは事実だから、謝罪をするのは仕方がないが、そのための事実認定が食い違うと素直には謝れないところだろう。 人権問題の規範は、21世紀に入った現代と、70年前とは大きく異なっている。現在の価値判断の基準で、どこまで遡って裁くことができるのだろうか疑問だ。この問題で国連の非難決議が可決されるとしたら、広島や長崎の原爆投下も非難決議されなくてはならないと思うのだが… PR |
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