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今朝は久し振りに寝坊をして、10時までグッスリ。おかげで、ブログの更新が遅れてしまった。

漢字検定を主催している団体が巨額の利益を上げていることが問題視されている。利益獲得を目指す必要のない公益法人にしては利益が大きすぎ、主催者の関連企業への取引も不明朗な点があり、監督官庁の文部科学省が立ち入り検査をするということになった。

夕刊フジの記事によると、昨年11月にgooが行った「取ってみたいと思う資格」のアンケートで、漢検はTOEICに次いで2位になっており、07年の受験者は270万人に達しているそうである。

270万人も受験者があれば、“利益が上がりすぎる”のも当然のことである。しかし、いい加減な検定でなく、10級から1級まできめ細かく設定し、チャレンジ意欲を持たせることにより、“権威”が自然発生したことが、270万人もの受験者を引き寄せているのだと思う。現在の検定ブームを作った功績も忘れてはならない。

漢検が不正を働いているかのような報道姿勢はどうかと思う。メディアは魔女狩りが大好きだが、公権力の指摘する“悪い奴”に乗っかるのはやってはならないことではないだろうか。メディアは何で漢検が“儲けすぎ”てしまったのかを報じる必要がある。

漢検には知的好奇心を惹き付ける魅力があると思う。老いも若きも同じ土俵で勝負できるのももう一つの魅力である。成熟化した社会を象徴するような出来事と言ってよい。

日本経済の90年代以降の停滞は、「サービス産業」を育成するための方策が見当たらず、サービス産業の生産性向上が図れなかったことが最大の要因だと私は見ている。

漢検を主宰する「財団法人日本漢字能力検定協会」が“儲けすぎてしまった”ことに、サービス産業の生産性向上のヒントがあるような気がする。漢検たたきをすることによってその芽を摘んでしまうという危惧がある。漢検の儲けすぎから学ぶべきことについては、今日1日もう少し考えを整理して明日のブログに掲載することにしたい。


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