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昨日はボジョレーの解禁日だった。ふだんに飲むワインは最近ワンコインが多いのだが、昨日は奮発して2本購入した。ワンコインなら8本は買える金額であり、私のプチ贅沢だ。肝心の味の方だが、去年ほどではないがまずまずというところだ。

ところで、事業仕分けについて見直しの論議が始まっている。財源捻出効果が薄れてきたこと、与党内の対立が目立つこと、政府の目玉政策も見直しや廃止が求められ仕分けの立ち位置がぼやけてきたこと、強制力がないことなどが主な論点なのだろう。

仕事に関係するものも取り上げられたため、2日間で8つの事業についてインターネット中継で仕分けの模様を眺めた。これまではニュース映像しか見ていなかったので、一部始終を見たのは初めてだった。

一日4つの事業を見たのだが、見ているだけでも相当に疲れる。これをほとんど同じ仕分け人がやるのだから、ご苦労さんと思わず言いたくなる。私が仕分け人だったら、一日で一つか二つしかこなせないだろう。

逆の見方をすれば、同じ仕分け人が事業を見直すのには多すぎはしないかということだ。仕分けの場に臨むにあたっては、当然準備作業が必要であり、背景の認識、問題点の洗い出し、課題を整理しなければならず、一つの事業について一日で終わるとは到底思えない。

仕分け人の発言を聴いていると、生煮え状態のものが数多く見受けられた。一人の仕分け人によって多くの事業を見直すためには、“仕分けの視点”が確立されていることが必要だが、どうもそれがあるようには見えなかった。仕分けの“勘所”が抜け落ちているようにしか思えない。

その原因は、“論点整理”を財務省が作成している点にあると思う。1時間の議論で決着をつけるためには論点整理が重要であるが、これを仕分け人が行わず、財務省が担っているために議論が散漫になっているのである。仕分け人の論点整理=勘所だと思うのだが。

一方で、仕分けられる側の問題としては、事業の進め方が一番大きいように思われた。HOWの部分がぜい弱なのである。目的は高邁であっても、やり方が稚拙では、見直しは当然だと思う。典型的な言い分は、「新成長戦略に則っている」という主張であるが、いくら目的は合致していてもやり方に問題があれば、廃止・見直しはやむを得ないのではないだろうか。

メディアは仕分けの効果として、財源確保=ムダの削減を大きく取り上げ、効果が薄れているという主張が目立つのだが、私は仕分けの意義は施策の立案者の意識改革が最も大きいと思っている。そのためには今後も仕分けは続けるべきだと思うが、そのためには仕分けを仕分けして改善する必要があると思うのだが。

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