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今朝の日経の3面の特集記事は、日本の電機メーカーの事業撤退に関するものであった。このところ東芝のHDVの撤退、液晶のソニーよシャープの提携、パイオニアのプラズマテレビからの撤退と、1面のトップを飾るニュースが続いており、そろそろこのブログで取り上げようと思っていただけに、先手をうたれた感じだ。

何事も、思い立ったらすぐに実行する必要がある。

ところで、記事を眺めていて気が付いたことがある。日本メーカーの世界におけるポジションが低いことを示すために、国内シェアと世界シェアを並列に記載されているデータである。

これによると、パソコンは世界の市場規模2億6千万台で、HP19%、デル15%、エイサー8%が上位3社であり、国内は市場規模1414万台(世界市場の5%)でNEC20%、富士通19%、デル14%が上位3社となっている。国内のチャンピオンが世界では通用しない典型例だ。

私が気になったのは、国内の市場規模の下に、()書きで示されている世界の5%という数値であった。これまで日本の市場規模を考える時に、世界の1割というメジャーがあり、日本を10倍すると世界のマーケットという目安を持っていた。アメリカは世界の20%、日本の2倍である。GDPや国連の分担金など色んな分野でこの考えはあてはまっていた。

しかし、今朝の記事を見ていると、液晶テレビやDVD録画再生機は10%を超えているものの、携帯電話の市場ではパソコン同様世界の5%である。

最先端の分野ではまだまだ日本の市場は無視できないのだが、コモディティ化した商品になると、世界の5%というのが日本の実力なのだろう。

世界の1割が通用する分野はごく限られたものであり(これの条件を考えるのがマーケティングのキーポイントになる)、それ以外は世界の5%というモノサシに替える必要がある。

前から気になっていた日本の縮み現象とは、中進国が経済成長を続け、コモディティ化が進んだことに原因の一つがあるような気がしてきた。

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