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三菱UFGリサーチ&コンサルティング株式会社とヤフーバリューインサイト株式会社の共同調査で「2007年スポーツマーケティング基礎調査」というものの結果が発表されている。これによると、日本のスポーツ市場のマーケットサイズは、スタジアム観戦関連市場8200億円、用品市場1兆、2600億円、施設利用・会費市場17800億円で合計すると39000億円の市場規模になるという。

 

インターネットのモニターを対象に2000サンプルでの調査を行い、その結果を拡大推計したものが市場規模として公表されている。インチキな調査データの典型的なもののようだ。

 

スタジアム観戦関連市場は、調査で回答のあった690人の1回辺りの総支出(チケット料に飲食費、交通費、記念品購入費を足したもの)8200円をベースに拡大推計したものだが、インターネット調査のバイヤスが典型的に出ているものだと思う。Jリーグ1部に所属するチームの2006年の入場料収入の合計は114億円に過ぎない。交通費やグッズ関連の売上を合わせても300億円がいいところだ。

 

J2のチームも合わせても500億円には届かないだろう。プロ野球は資料を公表していないので分からないが、ソフトバンクの取締役の小林氏が日経のコラムで200億円に届かなかったと述べているので、1球団当たり平均値は多く見て150億円、12球団では1800億円というのが興行+飲食やグッズ関連の市場規模だろう。

 

サッカーと野球以外で、日本国内で目ぼしい収入を上げているのは相撲ぐらいだろうが、相撲協会の収入の放映権なども含めて120億円であり、どう贔屓目に見ても観戦市場=興行市場のマーケットは3000億円というのが妥当なところだ。これに交通費が1500億円加わり4500億円がスポーツ観戦にかかわる市場規模だと思う。

 

インターネットのモニター調査は、高齢者のデータに偏りが顕著に見られると思う。60歳以上でモニターに応じている人は、非常に元気で活発な人たちであり、同世代の平均像からはかけ離れている。この人たちの回答をそのまま用いて拡大推計すれば、現実とは大きなギャップを生じさせることになってしまう。

 

このようなゆがんだデータを平気でニュースリリースし、結果のレポートを販売しているらしい。良識を疑いたい。

浦和はとりあえず敵地で1点とって引き分けた。勝利するに越したことはないが、敵地での点を取っての引分は上首尾だ。来週の埼玉スタジアムは真っ赤に燃え上がるのではないか。

 

 

 

 
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