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情報の話についてもう少し続きを。昨日のブログでは、情報には「様子を知る」「変化を知る」「先を知る」の3段階があることについて触れた。今日は、各々の段階でのポイントについて述べたい。

「様子を知る」というのは天気予報における、気温や気圧、風速などのデータがこれにあてはまる。晴れや曇りなども「様子を知る」大事な情報である。的確に「様子を知る」ためには、様子を判断するための知識が必要となる。

気象庁では、気温が25度以上の日を夏日、30度以上になると真夏日という言葉を用いて、暑さの目安としている。最近のヒートアイランド現象を受けて、今年から35度以上の日を“猛暑日”という新しい目安も用意している。

「様子を知る」という情報も、単に事実を述べるだけのものと、目安を付け加えて判断の助けとするものとの2段階があるようだ。目安を付けることにより、“知恵”が働いており情報の価値は高まるものだと思う。

目安を考える場合の出発点は、事象・データの“分類”である。分析とは、比較による分析(過去、他者、平均、最高などとの比較)と、分類による分析(動物学などは分類学そのものだ)がある。比較をするにも分類が不可欠であり、分類=分析とすら言えるのではないかと思う。

情報の受け手と出し手fr目安が一致しないことも考えられる。目安についての“すり合わせ”が「様子を知る」情報提供活動の第一歩となるのだろう。目安の違いを知ることにより、相手のニーズがより明確になるものと思われる。

「変化を知る」ということについての考察は明日に掲載する。
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