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「変化を知る」ということを書こうとしたのだが、今朝のNHKの経済羅針盤の内容がよかったので、そのことについてまず感想を。

今日取り上げられた企業は「玉子屋」という弁当業者である。「玉子屋」は東京の大田区にある仕出し弁当や企業の食堂の受託経営をしている会社である。主力は、企業向けの430円の弁当であり、最近では1日7万食を配達しているようである。

大田区という土地柄か、地場の中小企業が顧客の中心になっている。弁当は日替わり弁当が1種類だけである。品揃えを豊富にして顧客の選択の自由度に応えるのではなく、1種類だが母親の手作り弁当のように毎日メニューを替えているのである。

1種類に限定することにより、仕入れロスを少なくし、430円で満足がいく弁当を供給することができるのであろう。毎朝得意先の企業から、電話で個数の注文が届き、12時までに要求された数の弁当を届けるのだが、電話を受けてから作っていたのでは間に合わないため、ある程度の数はあらかじ作っておき、注文に応じて微調整を行い、ロスを少なくするという仕組みである。

ロス(作り過ぎ)をゼロにすることを目標にしており、番組で紹介されたのは6万食を作ってロスはわずか6個であった。番組で登場した菅原社長は「ロス率の目標設定をするとどうしても甘くなってしまうので、あくまで0を目標にする」ということであった。

確かにその通りであると思う。ゼロを目標にすることにより、妥協することがなくなるのであろう。わが身を振り返ると、「妥協の塊」のような気がする。反省。

もう一つ感心したのは、毎日弁当の容器を回収しており、食べ残しをチェックしているのである。日替わりで工夫を凝らしたおかずが受け入れられているかどうかを、食べ残しがどれだけあるかで判定しているのである。「アンケート調査も行うが、容器チェックの方がより分かりやすい」と菅原社長がコメントしていたが、全くその通りである。

聞かなくとも、見れば分かるのである。意見よりも事実の方が雄弁である。調査に携わるものとして、肝に銘じておきたい。

情報の話は明日のブログで。

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