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エジプトの気球墜落事故で亡くなったのは、いずれも60代の夫婦で私と同年輩の人たちだ。仕事の第一線を退き、時間に少しゆとりが出来てきた直後の悲惨な事故で、お気の毒に思う。団塊世代が高齢者の範疇に突入したのだが、まだまだ身体は元気で旅行に出かける体力・気力はまだまだ充実しており、これから団塊世代が後期高齢者になるまでの10年間は、旅行需要がピークを迎えるのではないだろうか。

観光と言うと物見遊山というように取られがちであるが、観光という言葉は易経の中の「観国之光」という言葉からきたもので、国の光(=あり様)を観るということは見聞を広めるという意味合いの方が強いと思う。知的好奇心を満たすという、成熟化社会にピッタリの行動様式であると思う。

10年ほど前から、○○ツーリズムという言葉をよく耳にするようになった。○○には見聞を広める目的の言葉が入り、映画のロケ地を訪ねるフィルム・ツアーや産業の現場を訪ねるインダストリー・ツアーなどがその典型だ。中国人や韓国人の訪日観光客の増加の背景には、テレビで放映されたロケ地を訪ねるフィルム・ツアーが大きな影響を与えていると思う。私も「酒蔵見学」というインダストリアル・ツアーには何度も参加している。

昨日少し取り上げたスポーツ・ツーリズムもその仲間の一つであり、今朝の日経のサッカー特集の記事では、元ガンバの宮本がユベントスの新しいスタジアムで色々のサービスを提供し、試合の行われない日だけで13億円の売り上げを目論んでいるということを紹介していた。「スタジアム・ツアー」というそうである。

似たような言葉に、「バックヤード・ツアー」という言葉がある。ディズニーランドの裏側を覗くものが有名だが、新国立劇場のバックヤード・ツアーに出かけたことがある。舞台の上から観客席を眺めると意外によく見え、居眠りはできないものだと感じた記憶がある。

見聞を広めるという視点を持つと、○○には色んな言葉が入り、極端にいえば無尽蔵にあるようにも思える。“ネタ”の知恵比べが起こるような気もしている。観光は日本の文化を売る輸出産業でもあり、成長戦略には欠かせないものだと思うのだがどのように安倍政権は扱うのだろうか。
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