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休日につきスポーツのマーケティングの話を少し続けたい。スポーツビジネスの儲けの源泉は、大昔はパトロン=旦那の援助がベースであり、現代に入ってからはスポンサーシップとともに、興行という形で入場料を集めて行う形式がとられはじめる。

さらにテレビの普及に従い、放映権がこれに加味されだし、日本のプロ野球などは永らくこのシステムに安住していたことが危機を招いたと見ることもできる(巨人が黒字転換したのは昭和31年であり、テレビの普及が始まった時である)。

放映権ビジネスが急拡大したのは1984年のロスオリンピック以降のことであり、90年代に入って放送衛星によるサッカー中継の放映権の高騰により「放映権バブル」の時代を迎えることになる。

90年代後半からは肖像権が大きなビジネスを生み出すものとなり始め、マイケル・ジョーダン、タイガー・ウッズやベッカム、中田ヒデなど天文学的収入をあげるトップスターの誕生が相次いだ。

肖像権ビジネスはトップスターに留まらず、チームやリーグまで及びだしたのは21世紀に入ってからであろう。サッカーで最も稼いでいるチームは、マンチェスター・ユナイテッドだと言われている。年間の収入は400億円を超えており、Jリーグトップの浦和レッズの6倍の規模である。

マンチェスター・ユナイテッドは毎年シーズンが始まる前の7月から8月にかけて、アジアや北米ツアーを行い6試合程度のプレ・シーズンマッチをこなしている。相撲の巡業のようなものと思っていたのだが、このツアーはもっと違う狙いがあった。

このツアーでマンチェスター・ユナイテッドはTシャツやレプリカユニフォームを180万枚販売しているといわれている。1枚1000円ではないだろうから、莫大な利益を生み出すことになる。

視点を変えるとスポーツのマーケティングは、ブランドのマーケティングとも見ることができる。旦那(スポンサー)→入場料→放映権→肖像権という収益源をどのようにミックスするかが、スポーツマーケティングの“キモ”になるのではないだろうか。
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