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昨夜のNHKスペシャルは、世紀を超えた難問といわれた「ポアンカレ予想」を解き明かした天才数学者をテーマにしたドキュメンタリであった。

この功績によって数学の世界のノーベル賞といわれるフィリーズ賞に選ばれたが、受賞を拒否して隠遁生活を送るようになったグリゴリ・ペレルマンが登場するまで、数学者たちが1世紀をかけて難問に挑戦する姿が描かれている。

好奇心を掻き立てるような番組宣伝をこの数日目の当たりにしており、高校生の娘は絶対に見ると宣言していた。私も当然そのつもりであり、万が一数学上の解説が出てきても耐えられるように、晩酌を通常の半分にして番組に臨んだ。

番組を見ての感想としては、番組開始時の視聴率は20%、5分後には15%、30分後には10%、終了時には5%になっていたのではないかと思う。

1世紀かけて世界の数学者たちが挑んだ難問である。数学の素養のないものが理解できないのは当然だ、たとえ話では、ロープを宇宙空間にロケットにつけて飛ばし、それが再びロケットが戻ってきた時に、ロープも無事回収できれば「宇宙も丸い」ということが証明できるというものだった。

一夜明けた今でも、わたしはこのたとえ話の意味が良く理解できないで居る。この番組で理解できたのは、ポアンカレ以降主流となった「位相幾何学」の問題としてチャレンジされてきたのだが、ペレルマンが解き明かしたのは旧いとされる「微分幾何学」と物理学を駆使してのものであり、専門家が入りやすい陥穽が存在するということである。

この番組のシナリオを構成したディレクターは物凄い取材をこなしたのではないだろうか。テーマに取り上げただけでも敬服に値する。

松坂・岡島と松井の誰がチャンピオンリングを獲得するかの予想だけでも大変なのに…
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コメント
無題
私も「ポアンカレ予想」のドキュメントを観ました。この難問に挑んだ数学者は何人も精神を病んでしまうところも映画さながらで面白かったです。ただ私自身もロケットに括りつけたロープの理論や宇宙には8つの形成物が離散集合しているとか、このポアンカレ予想の概念はほとんと分かりませんでした。でも、このような概念を数学者は自分の頭の中で描いてしまうところがすごいですね。
【2007/10/24 07:28】 NAME[工藤] WEBLINK[] EDIT[]


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