社長のブログです
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昨日は日中全く陽がささず、最高気温も10度に達しない寒い1日となった。これまで我慢していた暖房のスイッチにも手が伸びてしまい、11月からこれでは先が思いやられる。熊さんのように冬眠できればよいのに。
WBCの代表候補が33人選ばれ、メジャーリーガーは1人も選出されなかったと報じられている。WBCの開催時期が3月であるため、出場するとなると始動を速めなければならず、過酷なシーズンを乗り切るためには冬眠により体力を蓄えねばならないためだろう。 日本は過去2連覇し大いに盛り上がったが、メジャーリーガーが参加しないとなるとこれまでのようにテレビにかじりつくようなことにはならないかもしれない。主催者であるアメリカ自体が真剣に取り組まないのだから、しらけてしまうのは当然のように思う。 サッカーではクラブチームの隆盛はあるものの、国同士の対決となるW杯は最高のイベントであるのに対して、野球の場合はWBCよりも“ワールドシリーズ”の方が断然人気は高い。 サッカーはヨーロッパがメイン市場なのに対して、野球の場合はアメリカがメイン市場であることがその理由なのだろう。実は、95年ごろまでは日本の野球市場の方が、アメリカのメジャーの市場よりも大きかった。 フィールドマネジメントというコンサルティング会社による推計だと、95年当時の日本の野球市場は1500億円ほどの売り上げがあったのに対して、メジャーの市場は1000億円を少し超える程度であったとされている。 それから20年の軌跡を見ると、日本は他の産業と同様に横ばいで、現在も1500億円程度とのことである(他の産業だと98年ごろをピークにマイナスになっているものも多く、減っていないだけにましかもしれないが)。一方、メジャーの市場は右肩上がりを続け、6千億円と日本の4倍の規模にも達しているとのことである。 不思議に思うのは、メジャーの右肩上がりを支えているのはテレビの放映権収入であるということだ。日本では、シーズン中にはほとんど地上波による中継はなくなってしまうほど廃れているのに、逆にアメリカでは放映権収入が牽引役になっているというのはどいうことなのだろうか。 答えは、日本は球団任せなのに対して、メジャーは機構が放映権の管理をしていることだ。売り上げ増につながるために魅力的な対策を講じており、今年から始まったワンゲームプレイオフなどもその一つなのだろう。 日本では、どことは言わないが特定の球団のご機嫌をうかがってばかりのためにごり押しがまかり通り、ドラフト破りや去年の開幕時期を巡る騒動なども想い起される。今年の9月に選手会がWBCへの不参加を表明した時に反対の論陣の先頭を切っていたのが報知新聞である(なぜか行徳の飲食店においてある新聞は読売と報知新聞ばかりである)。 WBCの日本ラウンドの興行権を持っているのは読売新聞とのことである。不参加となれば大損害となるために、系列の報知新聞は参加に向けての論陣を張ったのだろう。 95年にはメジャーを凌駕するほどの市場規模だった事への功績は認めるが、特定球団への依存体質がその後の低迷につながったのは間違いないだろう。 今年サッカーのJ2が大いに盛り上がった。J1への昇格が従来の3位までから、上位2チームの自動昇格と3~6位までのチームでのプレーオフが行われたためである。終盤まで自動昇格やプレーオフ出場権をかけて激戦が続き、プレーオフの最終戦には3万7千人もの観客を集めている。 これはJリーグ機構が行った改革の成果である。日本のプロ野球は1500億円の市場を安定的に維持していけばよいという考えもあるのだろうが、このままでは衰退の道を歩み始めるのはそう遠くないと思う。 PR |
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