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昨日の毎日新聞に、世論調査の新聞社による“誤差”についての、面白い記事が載っていた。
http://mainichi.jp/graph/2012/11/21/20121121k0000e040196000c/001.html

維新と太陽の支持率(この場合は比例区に投票したい政党ということになっている)が、メディアによって大きな差があるというもので、一番少ない朝日では7%で、最も多い毎日の17%の半分以下になっているということを取り上げている。

毎日の結果では、維新+太陽が民主を大きく上回っているのに、朝日では毎日とは真逆の結果が出ている。読売と日経の結果では維新+太陽と民主がほぼ拮抗している。常々、メディアによる世論調査のバイアスを感じていたのだが、今回はそれが顕著に表われたものと言える。

記事を読んでみると、どうやら調査手法の違いが大きな差となって現れたようだ。いずれの調査も電話調査の手法をとっているのだが、支持政党や比例区での投票先で政党名を読み上げて回答を求めるところと、政党名は読みあげずに回答を促すところの違いが結果に反映しているとのことだった。

朝日は読みあげないのに対して、毎日、日経、読売は政党名を読み上げて回答を促すためで、この3社の維新+太陽の割合はほぼ同じ水準になっている。知名度に差がある時には、読みあげるか否かで調査対象者の想起率にバイアスが生じる典型的なケースのように思える。

これで一つわかったのは、いつも目にしている日経の調査と、NHKの調査で無党派層の比率が日経では20~30%%に対して、NHKでは50%近くあり不思議に思っていたのだが、NHKは朝日同様に政党名を読み上げない手法をとっていたということだ。

政党名を読み上げない方法の場合は、よりロイヤリティの強い回答になり、読みあげないと政党へのロイヤリティがそれほど強くない人の回答も含まれることになる。しかし、実際の選挙ではロイヤリティの低い人も投票をすることになり、選挙結果との整合性を見るためには、読みあげる方法の方が正しいように思える。

それにしても、自民党を比例区の投票先としてあげた割合は、同じ読み上げ方式であるのもかかわらず、読売と日経は25~26%なのに対して、毎日は17%と大きな差がある。これは調査主体が誰かという、メディアのバイアスなのだろう。ちなみに、毎日の分析では登場しないが、フジ・産経グループの維新+太陽は22%と突出している。

真の政党支持率は、聖教新聞や赤旗の世論調査結果(やってないと思うが)も含めて、平均を出すしかないのだろうか。


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