社長のブログです
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昨日は国立博物館で開催されている「北京故宮博物院200選」に出かけた。この特別展は1月2日に始まり、今月19日で終了する。目玉は、中国の風俗を描いた「清明上河図巻」であるが、実物の展示は1月24日までで、それ以降は複製品の展示となっている。
20年ほど前に、台北の故宮博物院に行ったことがある。蒋介石が大陸から逃れた時に、一緒に持ち出したもので、そのスケールの大きさに驚いたことがある。半日がかりで観て回ったのだが、全てを見ることができずタイムアウトになってしまった。それでも収蔵品の1割も展示されていないということだったので圧倒されたのだ。 中国には仕事で2度出かけたのだが、北京には行っていないので本家はまだ観たことがない。多分中国に出かける機会は後何回かはあると思うので、運良く北京が訪問先になった時は、一日日程に余裕を持たせるつもりだ。 私は、博物館が大好きで、出かけた先で時間があると、博物館を覗くようにしている。しかし、この5~6年視力が芳しくなく(白内障が原因だということを知らなかった)、博物館巡りは断念していた。年末の手術によって、視力が一挙に回復したため、博物館巡りを再開するチャンスをうかがっていた。 今回の国立博物館の展覧会は、その絶好のタイミングであった。「清明上河図巻」の本物を見たかったのだが、最近の展覧会は混雑してロクに見られない事が多く、あきらめて複製品に展示が切り替わってから出かけようと思っていた。 人の頭越しに観るような大混雑ではなかったが、自分のペースで観ることはできない程度の混雑ぶりだった。平日ということもあるのだろうが、60歳以上が8割、平均年齢は70歳を超えていたのではないだろうか。この間発表された2050年の人口構成を先取りしているような風景だった。 社会保障の問題について、「おみこし型」から「騎馬戦型」、さらに「肩車型」に移るという比喩が用いられている。しかし、会場の元気な年寄りたちの熱気を見ていると、“年寄りによるおみこし”というのも考えてもよいように感じた。発想の転換だ。 それはさておき、複製品の「清明上河図巻」の精緻さには驚かされた。7~8mの巻物に、1000人近い人々が描かれ、当時の風俗がよくわかるものである。これを見ていて感じたのは、人物の描き方や、表情・仕草などがいつかBSで放映された、秀吉の時代の大阪の風景を描いた屏風(ウイーンかどこかのお城にある)とそっくりだということだ。真似をしたのか自然と似たのか、いずれにしてもお隣の国だということを実感させられた。 台北の故宮博物院を観た時のような感動を覚えなかったのは、目玉が一つだけだったからだろう。ふつうは、もう少し目玉展示があるものなのだが、めぼしいものはすべて蒋介石が持ち去ったのだろうか。北京での仕事を作って確かめなければ。 PR |
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