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昨夜は、帰宅したのが11時半。早速テレビにかじりついたが、残念な結果に終わってしまった。W杯前の惨憺たる成績から、得点を1点でもあげれば満足しようと考えていただけに、決勝トーナメントにまで進出し、PK戦まで持ち込んだのだから、これでよしとしよう。

ところで、旭川に月曜・火曜と出かけたのだが、2日ともに最高気温が33度であった。6月の北海道に出かけて30度以上の気温に出くわすというのは、詐欺に会ったみたいな気がする。旭川は大雪山系に囲まれた盆地であり、北海道の中で最も気温が高くなる地形であるのだが、さすがにこの時期の33度というのは少し異常だ。

バスで移動したのだが、炎天下に駐車場に放置したままの車両を持ってきたのか、蒸し風呂のような暑さのバスに40分も乗るはめになり、汗だくの移動となった。おまけに訪問先2か所ともエアコンがなく、厳しい条件でのインタビューとなった。

車中から眺めると田園風景が広がっているが、大半は稲作である。北海道というと、牧草やジャガイモ畑を想い起すが、旭川周辺は見慣れた北海道の風景とは少し違う。寒暖の差が大きいことがおいしいお米につながり、米所となっているようで「北あかり」というブランド米まで誕生している。

昨日は午前中で仕事が終わり、時間が出来たので旭山動物園を訪問した。平日にもかかわらず、観光客で賑わっていたのだが、休日の稲毛海岸のような光景である。

子供連れが少なく、帽子姿が多いのである。何という名前か知らないが、野球帽や登山帽でもなく、中高年の人がウオーキングにかぶるあれである。観たところ私よりも少し年上の前期高齢者世代が顧客の中心であるように見受けられた。

休日になると客層は違うのだろうが、旭山動物園の人気を支えているのは、高齢者だと思う。成熟期を迎えた「人気商品」の典型を観たような気がする。

夏の北海道=X快適、北海道の田園風景=X牧草、動物園の客層=X子供連れという、これまでの常識を変えなければいけないようだ。
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