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昨夜は9時に就寝し、今朝は7時過ぎまでぐっすり寝てしまった。久しぶりに、10時間の睡眠時間である。サッカーのせいではなく、4日間の出張疲れが出たのだろうが、これも加齢により体力が落ちてきたことの証明なのだろうか。

熟睡ですっきりした気分だが、一つだけ心に引っかかるものがある。それは昨日のニュースで見た、楽天が社内の公用語として英語を採用するというものである。

私の一番苦手は、語学である。中学1年の1学期の中間テストまではまずまずだったのが、進むに従ってドンドン点数が落ちていき、成績を猛烈に引き下げる圧力となってしまった。こうなると悪循環で、苦手に“嫌い”が重なることにより、ますます英語の勉強に力が入らなくなってしまった。

英語に限らず、大学の第二外国語でロシア語を選択したが、4年かかってようやく単位を修得することができた。本来3回生の時からゼミを選択できるのだが、2年間で第二外国語の単位を一つも取っていないものは、ゼミを履修出来ないというルールのため、ゼミへの参加は許されなかった。

3回生の時にようやく最初のロシア語の単位を取ることができ、最終学年ではゼミを履修することができた。3年間でほとんどの単位を手に入れ、4回生の時の授業はゼミとロシア語だけだったと思う。

英語を最初の2年間で無事クリアできたのは、4人の教師のうち2人は高校の教師であったという、“なじみ加点”があったのだと思う。付属高校から進学したことの恩恵だ。ロシア語も学園紛争の影響で半年間授業がなくなったことが影響したどさくさに紛れてのものだった。

学生時代に語学をクリアするためには、幸運の手助けがなければどうにもならないものだった。仕事を選択するときには、語学を要求されることは避けるというのが第一条件であった。

そうはいっても仕事の性質上、英語が必要とされる場面が多く、“気合い”で乗り越えてきた。ちなみにロシア語は、10年ほど前に「北方委員会」のロシア援助の一つで、ロシアでCS教育をするという企画が持ち込まれただけである(鈴木宗男の事件でとん挫したが)。

英語が普通程度にできれば、仕事がもう少し拡がったはずで、私にとっては大きなトラウマとなって残っている。社内の公用語にするというニュースを耳にした途端に、嫌な記憶が蘇ってしまったのだ。

音痴はいくら努力しても上手くはならない。先天的なものであり、私も語学音痴だと思う。アキレス腱のようなものだ。楽天から仕事の引き合いが来てもお断りするしかない。
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